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大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位(総授業時間数+自習時間):1(15 + 30) |
対象学科:服専4年 |
授業形態:演習 学期:前期 必・選:選択 |
服飾文化専攻科目 |
川 又 勝 子 |
授業概要 |
日本の染織技術は、日本各地の風土や人々からの需要により発展したものであり、その繊細で高度な技術は世界に類を見ないものである。本演習では、古くから行われた伝統染織の基本的な方法について実習を取り入れながら概説する。特に、東北地方において行われた植物染料による染色・特徴的な文様染め・刺し子について取り上げることで、厳しい生活条件にありながらもできる限り美しいものを身につけようとしていた東北地方の先人達の知恵と工夫についても理解を深めさせる。また、伝統染色を現代に生かす方法についても考察する。 |
授業の到達目標 |
学位授与の方針との関連 | ||||||||||
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日本の伝統的染織文化(特に東北地方の伝統染織)について理解できる。 |
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伝統的な染織技法の基礎を習得する。 |
伝統的な染織を現代の生活に応用できる。 |
授業計画 |
回 | 内容 | 自習(事前・事後学習の内容) |
1 | ①オリエンテーション ②藍染めについて、染色の準備 |
板書内容を復習し、配布プリントを熟読する |
2 | ①藍と日本人 ②藍染めの方法 |
①板書内容の復習、藍についての文献調査 ②染色方法を理解する |
3 | 藍染めによる小作品制作 | 制作ノートを記入し、レポートを作成する |
4 | 仙台と染色(常盤紺型について) | 板書内容の復習、文様についての文献調査 |
5 | 常盤紺型文様の小作品制作(型彫り) | 制作ノートを記入し、型紙を完成させる |
6 | 常盤紺型文様の小作品制作(抜染) | 制作ノートを記入し、レポートを作成する |
7 | 刺し子について | 板書内容の復習、刺し子についての文献調査 |
8 | 刺し子による小作品制作①(準備を含む) | 制作ノートを記入し、制作を進める |
9 | 刺し子による小作品制作②(仕上げまで) | 制作ノートを記入し、レポートを作成する |
10 | 日本の赤 | 板書内容の復習、赤色系植物染料についての文献調査 |
11 | 茜染めの準備 | 制作ノートを記入し、染色方法を理解する |
12 | 茜染めによる小作品制作 | 制作ノートを記入し、レポートを作成する |
13 | 伝統染色を現代に生かす | 板書内容の復習、伝統染色を現代に生かしたモノづくりについて考える |
14 | 学外研修①:仙台市内の染色工場にて (コロナウイルス等、都合により行えない場合は学内での作品制作に変更) |
研修レポートを作成する |
15 | 学外研修②:仙台市内の染色工場にて (コロナウイルス等、都合により行えない場合は学内での作品制作に変更) |
研修レポートを作成する |
16 | 授業のまとめ | レポートの不備を修正する |
履修上の注意 |
染織文化史を履修することが望ましい。遅刻・欠席をしないこと。他の人に迷惑をかけないこと。時間内に進められなかった箇所は次回までに必ず行ってください。制作ノートはその都度きちんとまとめてください。材料費として2,000円程度を徴収します。学外研修の費用は各自で負担いただきます。 |
成績評価方法・基準 |
学習成果を記したレポート・制作ノートによる評価を55%、提出作品による評価を45%として評価します。なお、レポートや制作ノートにコメントを付して後日返却することでフィードバックとします。 |
教科書 |
プリントを配布します。 |
参考書 |
その都度指示します。 |
備 考 |
ルーブリックを授業初回に配布するので、学習目標としてください。染料の準備状況や受講生の進度、研修先の受け入れ状況によりシラバス内容が前後する事があります。質問等はオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付けます。 |
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