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シラバス(公開版)

2021年度 

 
  児童文化Ⅱ
[ B-3-d-02-2-2 ]
 

 単位:1 単位
 対象学科:子専2年
 授業形態:演習 学期:前期
 子ども生活専攻科目
 横 山 美喜子

授業概要
 文学や音楽、演劇、玩具など様々な分野の児童文化は大人が「子どもために」与えた文化であると同時に、子ども自身がその感性で発信する自発的な活動力を持っている。この授業では、子どもを取り巻く環境が大きく変化する中、子どもと大人が織りなす児童文化という考え方をその現状を学ぶことを目的とする。その中でも特に絵本を取り上げ製作する。子どもの発達段階をふまえ、ふさわしい内容を考え、表現していく。
 この授業においては、小学校教諭としての経験を生かし、幼児の感性を育むための児童文化の在り方を考えながら、実践力を高められるよう指導する。

授業の到達目標
 
授業の到達目標 学位授与の方針との関連
 
多様な児童文化について知り、幼児教育における児童文化の意義を理解する。
 
これまで学んだ表現技法を生かし、児童文化財としおての絵本を製作する。
 
子どもの発達段階にふさわしい絵本を製作するすることへの意欲を高める。
 
製作した絵本を鑑賞し合い、よりよい絵本の在り方について考察する。
 

授業計画の内容
 
授業計画の内容 自修(事前・事後学修の内容)
 
1 自分の子ども時代を取り巻く児童文化に気付き、多様な児童文化について知るとともに、児童文化の意義を理解する 自分の子供時代を振り返り、心に残る児童文化財を思い出す。ミニットペーパーを見直す。
 
2 幼児の発達段階にふさわしい絵本の内容について理解する。 これまでに読んだ絵本を振り返る。ミニットペーパーを見直す。
 
3 絵本の表現の多様性について知り、製作する絵本について構想する。 これまでに読んだ絵本を振り返る。ミニットペーパーを見直す。
 
4 絵本のテーマ、対象年齢、表現方法について具体的に考える。 造形Ⅰ、Ⅱで学んだ表現方法を振り返る。製作カードを見直す。
 
5 試作品を作成する。 原画にどのように生かすかイメージする。製作カードを見直す。
 
6 試作品を完成させ、原画の作成に入る。 原画作成への見通しをもつ。製作カードを見直す。
 
7 原画を作成する。 表現方法を工夫する。製作カードを見直す。
 
8 原画を完成させる。 完成作品への見通しをもつ。製作カードを見直す。
 
9 製本を始める。 製本の手順を知る。製作カードを見直す。
 
10 製本を完成させる。 これまでの取組を振り返る。製作カードを見直す。
 
11 互いに読み聞かせを行う。 感想を述べあい、評価する。レポートを作成する。
 

履修上の注意
製作中に服が汚れることがあるので、作業着を着用すること。

成績評価方法・基準
受講態度・授業への参加状況(50%)試作品及び作品(絵本)(50%) 絵本の試作品等に対しては評価後授業中に、また完成作品は授業終了後にフィードバックする。ルーブリック評価については第1回の授業で説明する。

教科書
授業前に必要なプリントを配布する。

参考書
絵本各種

備 考
都合により授業計画の順番等を変更する場合があります。
質問等については、授業終了後あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付けます。

 
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