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シラバス(公開版)

2021年度 

 
  児童文化
[ B-3-c-19-2-1 ]
 

 単位:1 単位
 対象学科:子専1年
 授業形態:演習 学期:後期 必・選:必修
 子ども生活専攻科目
 安 藤 倫 子

授業概要
フェルトや布地等、柔らかな素材を使った児童文化財の魅力を知り、自ら作成できるよう裁縫と手芸の技術を学ぶ。幼児の発達を踏まえ、各自が題材を選定、幼児の興味を引き出す仕掛けを取り入れた「おはなし手袋」「エプロンシアター」を製作する。また、自分で作った作品を使い発表をすることで、2年生での実践に備える。保育士の経験を生かし、題材選定や仕掛け、楽曲の取り入れ方、発表の方法について個別に相談に応じる等きめ細やかな授業を行う。

授業の到達目標
 
授業の到達目標 学位授与の方針との関連
 
布地を用いた製作過程の基礎を習得する。 4,5,6
 
製作品に合わせた素材を選び、素材や用途に適した手法を理解する。 4,5,6
 
幼児の発達過程や興味関心に考慮した製作、及び発表をする。 4,5,6
 

授業計画の内容
 
授業計画の内容 自修(事前・事後学修の内容)
 
1 「授業内容と進め方」「用具と材料」説明/おはなし手袋:題材選定、/基礎縫い①:型紙、布裁断、ステッチ(①ランニングステッチ、②バックステッチ、③アウトラインステッチ、他2種) ①おはなし手袋:題材選定、次回確認
②基礎縫い(ステッチ①~⑤)仕上げる。
 
2 おはなし手袋:題材確認/基礎縫い②:ステッチ(⑥フレンチノットステッチ、⑦レゼーデージーステッチ、⑧サテンステッチ 他3種) ①基礎縫い(ピンクッション)を仕上げる。

 
3 おはなし手袋①:実物大で型紙、裁断、フェルトに型を写し裁断、刺繍糸でステッチ、縫い合わせる(ボタンホールステッチ) マスコット製作(1/4仕上げる)
 
4 おはなし手袋②:綿を入れて縫い合わせる(ボタンホールステッチ)/エプロンシアター:題材選定、台本作成など説明 ①マスコット製作(1/2仕上げる)
②エプロンシアター:題材選定、イメージ図を記入し次回提出&確認
 
5 おはなし手袋③:綿を入れて縫い合わせる(ボタンホールステッチ)、マジックテープを縫い付ける(たてまつり)/エプロンシアター:イメージ図を基に個々に確認 マスコット製作(3/4仕上げる)
 
6 おはなし手袋④:マジックテープを縫い付ける(たてまつり)、仕上げ(細かいパーツ貼付)/エプロンシアター:イメージ図を基に個々に確認 おはなし手袋を完成させる。次回の発表に備えてセリフを暗記し、マスコットの動かし方を練習。(発表ポイント:対象者は幼児)
 
7 おはなし手袋⑤:おはなし手袋発表(作品カード:発表をしての感想・他者の発表からの気づきを記入し提出)/エプロンシアター:製作で使用する材料について説明(各自購入) ①おはなし手袋の修正&作品カードを記入し、次回提出
②エプロンシアター:フェルトや布地、刺繍糸などの材料を各自準備。次回、布に型を写す作業から入れるように実物大で型紙を作成。
 
8 エプロンシアター①:フェルトや布地に型を写す、裁断 マスコット製作(1/5仕上げる)
 
9 エプロンシアター②:フェルトや布地を裁断、模様などを刺繍糸でステッチ マスコット製作(2/5仕上げる)
 
10 エプロンシアター③:模様などを刺繍糸でステッチ、縫い合わせる(ボタンホールステッチ) マスコット製作(3/5仕上げる)
 
11 エプロンシアター④:綿を入れて縫い合わせる(ボタンホールステッチ、たてまつり) マスコット製作(4/5仕上げる)
 
12 エプロンシアター⑤:綿を入れて縫い合わせる(ボタンホールステッチ、たてまつり)、マジックテープを縫い付ける(たてまつり) マスコット製作を仕上げる。
 
13 エプロンシアター⑥:マジックテープを縫い付ける(たてまつり)、飾り布(背景)の型を布地に写し裁断、エプロンに縫い付ける(たてまつり、ミシン) 背景製作(1/2仕上げる)
 
14 エプロンシアター⑦:エプロンに縫い付ける(たてまつり、ミシン)、マジックテープを縫い付ける(たてまつり) エプロンシアターを仕上げる。次回の発表に備えてセリフを暗記し、マスコットの動かし方を練習。(発表ポイント:対象者は幼児)
 
15 エプロンシアター⑧:エプロンシアター発表(作品カード:発表をしての感想・他者の発表からの気づきを記入し提出) エプロンシアターの修正&作品カードを記入し、ピンクッションと一緒に次週まで提出(イメージ図、型紙)
 

履修上の注意
毎時間、裁縫道具を持参。製作物と進度は個々に異なるので自ら質問し、製作過程を積極的に確認しながら丁寧に取り組むこと。説明と異なる手法での製作品は評価基準外とする。材料費(手袋・エプロン代含む)3,500円。

成績評価方法・基準
課題作品・提出物(60%)計画的に取り組む授業姿勢(事前・事後学習を含む)(40%)
発表・作品にコメント付す。

教科書
授業前にプリントを配布

参考書
なし

備 考
質問等については、授業終了時に受付けます。

 
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