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シラバス(公開版)
単位:2 単位 |
対象学科:美表2年 |
授業形態:講義 学期:後期 |
美術表現学科専攻科目 |
太 田 峰 夫 |
授業概要 |
この講義ではタイトルや美術批評などの実例に基づき、われわれの芸術鑑賞体験が周囲の「語り」に大きく影響されていること、および芸術をめぐるそうした「語り」が歴史的な条件に応じて変化するものであることを教える。そしてこのように美的体験における言葉の役割を確認した後、贋作やゴーストライターの作品、コピーなども見方を変えれば美的な価値を持ちうることを明らかにし、自身の美的判断に頼ることには功罪両面があることを教える。 |
授業の到達目標 |
授業の到達目標 | 学位授与の方針との関連 |
美的体験の中で言葉が果たしている役割の重要性について説明できる。 | 2,3,5,7,9 |
鑑賞対象のオーセンティシティ(正統性)が美的体験の中で果たしている多面的な役割について説明できる。 | 2,3,5,7,9 |
授業計画の内容 |
回 | 授業計画の内容 | 自修(事前・事後学修の内容) |
1 | 序論(1)(美的体験と概念的な理解の関係について) | 学問領域としての「美学」の歴史について事典で調べておく(予習)。(予習)、配布資料の課題を行うこと(復習)。 |
2 | タイトルと作品の関係について | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
3 | タイトルの歴史 | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
4 | タイトルの場所 | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
5 | 解説と批評の役割(1)(作り手自身の言葉) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
6 | 解説と批評の役割(2)(コメンテーター達の言葉) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
7 | ブリロ・ボックスとダントー(1)(芸術と言語) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
8 | ブリロ・ボックスとダントー(2)(芸術理論と歴史) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
9 | ブリロ・ボックスとダントー(3)(芸術終焉論) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
10 | 偽作の美的価値と言葉の役割 | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
11 | 「ゴーストライターの作品」ではなぜいけないのか | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
12 | コピーを味わう(1)(音楽・文学) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
13 | コピーを味わう(2)(版画・彫刻・画集) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
14 | オーセンティシティと美的体験の関係について | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
15 | まとめ | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
履修上の注意 |
授業前にプリントを配布する。配布資料を学期末まで管理し、各回に与えられた課題(作文、文献の読解など)を行うこと(週あたり予習2時間、復習2時間)。 |
成績評価方法・基準 |
学期末のレポートの成績(25%)と授業内課題への取り組み(発言や課題への参加における積極性)(75%)をもとに評価する。授業内課題、およびレポートに対してはフィードバックを行う。 |
教科書 |
なし |
参考書 |
〔美学への招待〕〔佐々木健一〕〔中公新書〕〔1,100円(税込)〕 |
備 考 |
木曜4限をオフィスアワーとする。 |
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