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シラバス(公開版)
単位:2 単位 |
対象学科:美表2年 |
授業形態:講義 学期:前期 |
美術表現学科専攻科目 |
太 田 峰 夫 |
授業概要 |
美しいものや恐ろしいものにふれた時の精神の働きを、人々はこれまでどのように捉え、理論化してきたのか。本講義ではカントの美学を中心に、古代と近現代の芸術理論を取り上げ、それぞれの時代の議論の特徴について教える。同時に、個々の芸術理論と同時代の芸術作品、ないしそれ以降の芸術作品にも具体例に触れることで、芸術理論(たとえばカントの美の無関心性をめぐる議論)が芸術創作の現場や、われわれ自身の芸術鑑賞のあり方にいかに深い影響を及ぼしているかについても教える。 |
授業の到達目標 |
授業の到達目標 | 学位授与の方針との関連 |
美にふれた時の精神の働きについて、古代・近現代の美学理論がこれまでどのように論じてきたかを具体例と関連づけながら説明できる。 | 1,2,3,5 |
近代において芸術が倫理や宗教の縛りからいかに解き放たれ、自立した領域となったかを思想史的に説明できる。 | 1,2,3,5 |
授業計画の内容 |
回 | 授業計画の内容 | 自修(事前・事後学修の内容) |
1 | 序論(美学とは) | 学問領域としての「美学」の歴史について事典で調べておく(予習)。配布資料の課題を行うこと(復習)。 |
2 | 古代ギリシャ・ローマにおける美の理論 | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
3 | 古代ギリシャ・ローマの芸術観(模倣・比率) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
4 | 近代の芸術観(ルネサンス以降) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
5 | カントにおける美の定義(1)(想像力と理解力) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
6 | カントにおける美の定義(2)(美的判断力、美の定義) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
7 | カントにおける美の無関心性(1)(所有欲からの解放) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
8 | カントにおける美の無関心性(2)(倫理からの解放) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
9 | 美的質(美・優美・崇高) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
10 | カント美学の残したもの(1)(美術1)(鑑賞の側の変化) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
11 | カント美学の残したもの(2)(美術2)(創作の側の変化) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
12 | カント美学の残したもの(3)(音楽への影響) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
13 | カント美学の残したもの(4)(前衛芸術への影響) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
14 | カント美学の残したもの(5)(現代アートへの影響) | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
15 | まとめ | 配布資料の課題を行うこと(予習・復習)。 |
履修上の注意 |
授業前にプリントを配布する。配布資料を学期末まで管理し、各回に与えられた課題(作文、文献の読解など)を行うこと(週あたり予習2時間、復習2時間)。 |
成績評価方法・基準 |
学期末のレポートの成績(25%)と授業内課題への取り組み(発言や課題への参加における積極性)(75%)をもとに評価する。授業内課題、およびレポートに対してはフィードバックを行う。 |
教科書 |
なし |
参考書 |
〔美学への招待 増補版〕〔佐々木健一〕〔中公新書〕〔1,100円(税込)〕 |
備 考 |
火曜4限をオフィスアワーとする。 |
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