大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位:2 単位 |
対象学科:美表3年 |
授業形態:実技 学期:後期 |
美術表現学科専攻科目 |
山 口 綾 子 |
授業概要 |
ガラス工芸の “バーナーワーク” という分野から、主に軟質ガラス(佐竹ガラス)とエアバーナーで制作する。グラスアートⅡ/グラスアートⅢで修得した技術を元に、トンボ玉の文様・技法を応用する。より難易度が高い技法を紹介しつつ、作品の質を高められるように指導する。ガラス独特の配色・図案(デザイン)を考察し、各自の作品世界を形にできるよう目指す。また、硬質ガラスと酸素バーナーでの制作を希望するものは選択制で作業させる。(工芸基礎Ⅱ/グラスアートⅠ受講済のもの対象)完成作品の用途や全体デザイン、機能性を含め、人を魅せる作品の提案を追求させる。ホットワークでガラス制作を行ってきた経験から、ガラスで作る楽しさと第3者を意識した制作を促す。 |
授業の到達目標 |
授業の到達目標 | 学位授与の方針との関連 |
・ガラスと炎の関係性を理解し、ガラスの溶解をコントロールできる。 | 1 |
・素材の扱い方の工夫により、技法の習熟度を高めることができる。 | 2 |
・広い視野でデザインを考えられるものづくりができるようになる。 | 3,5,7 |
授業計画の内容 |
回 | 授業計画の内容 | 自修(事前・事後学修の内容) |
1 | 1.ガイダンス 授業内容の説明/課題の説明 どちらかを選択 【A】軟質 トンボ玉 【B】硬質 ガラス細工 |
・配布プリントをよく読むこと。 |
2 | 【A】レースの活用 ①リボンレース棒を作る 【B】安全な作業手順を確認 |
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集 ・課題② 自由制作のデザイン画の作成 ・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。 上記課題を授業外に行うこと。 自由制作期間に反映できるものを作成すること。 提出締切は授業中に指示する。 |
3 | 【A】②ひだ文様玉 【B】ガラスを溶かし自由造形 |
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集 ・課題② 自由制作のデザイン画の作成 ・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。 上記課題を授業外に行うこと。 自由制作期間に反映できるものを作成すること。 提出締切は授業中に指示する。 |
4 | 【A】③矢羽根文様 【B】基本動作の確認 |
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集 ・課題② 自由制作のデザイン画の作成 ・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。 上記課題を授業外に行うこと。 自由制作期間に反映できるものを作成すること。 提出締切は授業中に指示する。 |
5 | 【A】 ④葉文様玉(モザイク) 【B】デザインを考える/自由造形① |
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集 ・課題② 自由制作のデザイン画の作成 ・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。 上記課題を授業外に行うこと。 自由制作期間に反映できるものを作成すること。 提出締切は授業中に指示する。 |
6 | 【A】⑤渦巻文様(パーツ) 【B】デザイン資料収集/自由造形② |
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集 ・課題② 自由制作のデザイン画の作成 ・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。 上記課題を授業外に行うこと。 自由制作期間に反映できるものを作成すること。 提出締切は授業中に指示する。 |
7 | 【A】展開型パーツ アサガオ 【B】制作スケッチブックを作成/自由造形③ |
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集 ・課題② 自由制作のデザイン画の作成 ・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。 上記課題を授業外に行うこと。 自由制作期間に反映できるものを作成すること。 提出締切は授業中に指示する。 |
8 | 【A】組パーツ 桜 【B】用途機能を考える/自由造形④ |
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集 ・課題② 自由制作のデザイン画の作成 ・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。 上記課題を授業外に行うこと。 自由制作期間に反映できるものを作成すること。 提出締切は授業中に指示する。 |
9 | 【A】ラッパパーツ 百合 工程① 花芯と花びらのパーツをつくる 【B】プレゼンを考える/自由造形⑤ |
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集 ・課題② 自由制作のデザイン画の作成 ・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。 上記課題を授業外に行うこと。 自由制作期間に反映できるものを作成すること。 提出締切は授業中に指示する。 |
10 | 【A】ラッパパーツ 百合 工程② 芯と花びらを組む 【B】自由制作 ①デザインを決定 |
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集 ・課題② 自由制作のデザイン画の作成 ・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。 上記課題を授業外に行うこと。 自由制作期間に反映できるものを作成すること。 提出締切は授業中に指示する。 |
11 | 【A】ラッパパーツ 百合 工程③ 百合のパーツの付け方 【B】②制作工程を考える |
制作の進捗に応じて課題の考察・まとめを行う。 完成形を考慮し、用途を考えた仕上げの工夫を行う。金具など、その他の付属品が必要な場合は各自準備をする。 |
12 | 【A】自由制作 ①試作 【B】③試作 |
制作の進捗に応じて課題の考察・まとめを行う。 完成形を考慮し、用途を考えた仕上げの工夫を行う。金具など、その他の付属品が必要な場合は各自準備をする。 |
13 | 【A】②練習 【B】④練習 |
制作の進捗に応じて課題の考察・まとめを行う。 完成形を考慮し、用途を考えた仕上げの工夫を行う。金具など、その他の付属品が必要な場合は各自準備をする。 |
14 | 【A】③完成 【B】⑤完成 |
制作の進捗に応じて課題の考察・まとめを行う。 完成形を考慮し、用途を考えた仕上げの工夫を行う。金具など、その他の付属品が必要な場合は各自準備をする。 |
15 | 【A】④仕上/講評 【B】⑥仕上/講評 |
まとめ |
履修上の注意 |
・習熟度に応じて応用技法も追加する。 ・ガラス棒の保管に留意すること(混ぜない/種類の把握)。 ・軟質ガラスはグラスアートⅡ/Ⅲを受講したものが対象。 ・硬質ガラスは工芸基礎Ⅱ/グラスアートⅠ(酸素バーナーの授業)を受講した者が対象。 技術差が大きく出るため、未経験者は受講不可。 |
成績評価方法・基準 |
・課題達成 30% ・作品の完成度 30% ・制作への取組 40%(出席・作業に対する姿勢・進捗状況) ・作品は、講評会でフィードバックし、当日返却します。 |
教科書 |
事前にプリントなどを配布する。 |
参考書 |
〔トンボ玉〕〔小暮紀一〕〔ほるぷ出版〕〔2,808円〕 |
備 考 |
・材料費(消耗品用)の自己負担があります。 ・材料費の他、授業で使用するガラス棒は、自己負担になります。ガイダンスで購入方法を案内します。 ・受講人数などの事情により、授業計画等を変更することがあります。 ・授業時間外の質問・相談は、 水曜日:昼休み(12:10~12:50)/夕方(16:10~17:00)で受付ます。 |
Copyright © Mishima Gakuen All Rights Reserved. |