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シラバス(公開版)

2021年度 

 
  グラスアートⅣ
[ D-3-c-16-4-3 ]
 

 単位:2 単位
 対象学科:美表3年
 授業形態:実技 学期:後期
 美術表現学科専攻科目
 山 口 綾 子

授業概要
ガラス工芸の “バーナーワーク” という分野から、主に軟質ガラス(佐竹ガラス)とエアバーナーで制作する。グラスアートⅡ/グラスアートⅢで修得した技術を元に、トンボ玉の文様・技法を応用する。より難易度が高い技法を紹介しつつ、作品の質を高められるように指導する。ガラス独特の配色・図案(デザイン)を考察し、各自の作品世界を形にできるよう目指す。また、硬質ガラスと酸素バーナーでの制作を希望するものは選択制で作業させる。(工芸基礎Ⅱ/グラスアートⅠ受講済のもの対象)完成作品の用途や全体デザイン、機能性を含め、人を魅せる作品の提案を追求させる。ホットワークでガラス制作を行ってきた経験から、ガラスで作る楽しさと第3者を意識した制作を促す。

授業の到達目標
 
授業の到達目標 学位授与の方針との関連
 
・ガラスと炎の関係性を理解し、ガラスの溶解をコントロールできる。
 
・素材の扱い方の工夫により、技法の習熟度を高めることができる。
 
・広い視野でデザインを考えられるものづくりができるようになる。 3,5,7
 

授業計画の内容
 
授業計画の内容 自修(事前・事後学修の内容)
 
1 1.ガイダンス 授業内容の説明/課題の説明
どちらかを選択  
【A】軟質 トンボ玉  
【B】硬質 ガラス細工
・配布プリントをよく読むこと。
 
2 【A】レースの活用  ①リボンレース棒を作る
【B】安全な作業手順を確認
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集
・課題② 自由制作のデザイン画の作成
・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。
上記課題を授業外に行うこと。
自由制作期間に反映できるものを作成すること。
提出締切は授業中に指示する。
 
3 【A】②ひだ文様玉
【B】ガラスを溶かし自由造形
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集
・課題② 自由制作のデザイン画の作成
・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。
上記課題を授業外に行うこと。
自由制作期間に反映できるものを作成すること。
提出締切は授業中に指示する。
 
4 【A】③矢羽根文様
【B】基本動作の確認
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集
・課題② 自由制作のデザイン画の作成
・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。
上記課題を授業外に行うこと。
自由制作期間に反映できるものを作成すること。
提出締切は授業中に指示する。
 
5 【A】 ④葉文様玉(モザイク)
【B】デザインを考える/自由造形①
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集
・課題② 自由制作のデザイン画の作成
・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。
上記課題を授業外に行うこと。
自由制作期間に反映できるものを作成すること。
提出締切は授業中に指示する。
 
6 【A】⑤渦巻文様(パーツ)
【B】デザイン資料収集/自由造形②
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集
・課題② 自由制作のデザイン画の作成
・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。
上記課題を授業外に行うこと。
自由制作期間に反映できるものを作成すること。
提出締切は授業中に指示する。
 
7 【A】展開型パーツ アサガオ
【B】制作スケッチブックを作成/自由造形③
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集
・課題② 自由制作のデザイン画の作成
・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。
上記課題を授業外に行うこと。
自由制作期間に反映できるものを作成すること。
提出締切は授業中に指示する。
 
8 【A】組パーツ   桜
【B】用途機能を考える/自由造形④
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集
・課題② 自由制作のデザイン画の作成
・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。
上記課題を授業外に行うこと。
自由制作期間に反映できるものを作成すること。
提出締切は授業中に指示する。
 
9 【A】ラッパパーツ 百合 工程①
   花芯と花びらのパーツをつくる
【B】プレゼンを考える/自由造形⑤
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集
・課題② 自由制作のデザイン画の作成
・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。
上記課題を授業外に行うこと。
自由制作期間に反映できるものを作成すること。
提出締切は授業中に指示する。
 
10 【A】ラッパパーツ 百合 工程②
   芯と花びらを組む
【B】自由制作  ①デザインを決定
・課題① 自由制作のデザイン案の資料収集
・課題② 自由制作のデザイン画の作成
・課題③ 美術館鑑賞:「松島 藤田喬平ガラス美術館」を各自見学し、レポートを提出すること。
上記課題を授業外に行うこと。
自由制作期間に反映できるものを作成すること。
提出締切は授業中に指示する。
 
11 【A】ラッパパーツ 百合 工程③
   百合のパーツの付け方
【B】②制作工程を考える
制作の進捗に応じて課題の考察・まとめを行う。
完成形を考慮し、用途を考えた仕上げの工夫を行う。金具など、その他の付属品が必要な場合は各自準備をする。
 
12 【A】自由制作 ①試作
【B】③試作
制作の進捗に応じて課題の考察・まとめを行う。
完成形を考慮し、用途を考えた仕上げの工夫を行う。金具など、その他の付属品が必要な場合は各自準備をする。
 
13 【A】②練習
【B】④練習
制作の進捗に応じて課題の考察・まとめを行う。
完成形を考慮し、用途を考えた仕上げの工夫を行う。金具など、その他の付属品が必要な場合は各自準備をする。
 
14 【A】③完成 
【B】⑤完成 
制作の進捗に応じて課題の考察・まとめを行う。
完成形を考慮し、用途を考えた仕上げの工夫を行う。金具など、その他の付属品が必要な場合は各自準備をする。
 
15 【A】④仕上/講評 
【B】⑥仕上/講評
まとめ
 

履修上の注意
・習熟度に応じて応用技法も追加する。
・ガラス棒の保管に留意すること(混ぜない/種類の把握)。
・軟質ガラスはグラスアートⅡ/Ⅲを受講したものが対象。
・硬質ガラスは工芸基礎Ⅱ/グラスアートⅠ(酸素バーナーの授業)を受講した者が対象。
 技術差が大きく出るため、未経験者は受講不可。

成績評価方法・基準
・課題達成 30%
・作品の完成度 30%
・制作への取組 40%(出席・作業に対する姿勢・進捗状況)
・作品は、講評会でフィードバックし、当日返却します。

教科書
事前にプリントなどを配布する。

参考書
〔トンボ玉〕〔小暮紀一〕〔ほるぷ出版〕〔2,808円〕

備 考
・材料費(消耗品用)の自己負担があります。
・材料費の他、授業で使用するガラス棒は、自己負担になります。ガイダンスで購入方法を案内します。
・受講人数などの事情により、授業計画等を変更することがあります。
・授業時間外の質問・相談は、 水曜日:昼休み(12:10~12:50)/夕方(16:10~17:00)で受付ます。
 

 
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