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シラバス(公開版)

2021年度 

 
  グラスアートⅡ
[ D-3-c-14-2-2 ]
 

 単位:2 単位
 対象学科:美表2年
 授業形態:実技 学期:後期
 美術表現学科専攻科目
 山 口 綾 子

授業概要
ガラス工芸の “バーナーワーク” という分野から “トンボ玉” 制作を指導する。主に、軟質ガラス(佐竹ガラス)とエアバーナーを使用する。工芸基礎Ⅱ/グラスアートⅠ(2021年版)で修得した基本技法を元に、少し難易度の高い技法を紹介しつつ、作品の質を高められるように指導する。ガラス独特の配色・図案(デザイン)を考察し、形にすることで、多様な文様のトンボ玉制作を目指す。ホットワークでガラス制作を行ってきた経験から、ガラスで作る楽しさを感じる授業を行う。

授業の到達目標
 
授業の到達目標 学位授与の方針との関連
 
・ガラスと炎の関係性を身に付け、ガラスの溶解をコントロールできる。
 
・トンボ玉の基本技法から文様や配色・形状による多様性が身につけられる。
 

授業計画の内容
 
授業計画の内容 自修(事前・事後学修の内容)
 
1 ガイダンス (授業概要説明/各種諸注意など) ・配布プリントをよく読むこと。
・自由制作のために、デザイン案を収集する。
・教わる他に、自身で「調べる」「考える」「まとめる」「提案する」を授業に生かす。
・デザイン画を作成すること。
プリントを配布しますので11回めの授業で提出。
 
2 色の工夫① 混色(下玉のマーブルによる多色表現)+文様 ・配布プリントをよく読むこと。
・自由制作のために、デザイン案を収集する。
・教わる他に、自身で「調べる」「考える」「まとめる」「提案する」を授業に生かす。
・デザイン画を作成すること。
プリントを配布しますので11回めの授業で提出。
 
3 色の工夫② 多色(3色以上の配色)+文様 ・配布プリントをよく読むこと。
・自由制作のために、デザイン案を収集する。
・教わる他に、自身で「調べる」「考える」「まとめる」「提案する」を授業に生かす。
・デザイン画を作成すること。
プリントを配布しますので11回めの授業で提出。
 
4 色の工夫③ セパレート玉(溶解のコントロール)+文様 ・配布プリントをよく読むこと。
・自由制作のために、デザイン案を収集する。
・教わる他に、自身で「調べる」「考える」「まとめ」「提案する」を授業に生かす。
・デザイン画を作成すること。
プリントを配布しますので11回めの授業で提出。
 
5 形の工夫 変形玉① キューブ・平玉 ・配布プリントをよく読むこと。
・自由制作のために、デザイン案を収集する。
・教わる他に、自身で「調べる」「考える」「まとめる」
「提案する」を授業に生かす。
・デザイン画を作成すること。
プリントを配布しますので11回めの授業で提出。
 
6 形の工夫 変形玉② 筋玉・みかん玉 ・配布プリントをよく読むこと。
・自由制作のために、デザイン案を収集する。
・教わる他に、自身で「調べる」「考える」「まとめる」「提案する」を授業に生かす。
・デザイン画を作成すること。
プリントを配布しますので11回めの授業で提出。
 
7 形の工夫 変形玉③ 勾玉・ねじり玉 ・ガラスについてまめ知識を出題。
 調べて11回目の授業で提出。
 
8 奥行表現① 水中花(点打ち花文様+スキ掛け) ・ガラスについてまめ知識を出題。
 調べて11回目の授業で提出。
 
9 奥行表現② 糸巻玉(線巻+スキ掛け) ・ガラスについてまめ知識を出題。
 調べて11回目の授業で提出。
 
10 奥行表現③ パーツまたはレース+スキ掛け(薄掛け) ・ガラスについてまめ知識を出題。
 調べて11回目の授業で提出。
 
11 自由制作 ①デザイン決定 ・予習・復習として制作内容をまとめ、技法の考察など を随時行う。
 
12 自由制作 ②試作・練習(テストピース作成) ・予習・復習として制作内容をまとめ、技法の考察など を随時行う。
 
13 自由制作 ③試作・練習(プレゼンテーションを考える) ・予習・復習として制作内容をまとめ、技法の考察など を随時行う。
 
14 自由制作 ④完成 ・予習・復習として制作内容をまとめ、技法の考察など を随時行う。
 
15 自由制作 ⑤仕上げ/講評 まとめ
 

履修上の注意
・安全のため、服装や髪型(結ぶ)など講師の指示に従うこと。
・ガラス棒の保管に留意すること(混ぜない/種類の把握)。
・工芸基礎Ⅱ(グラスアート)/グラスアートⅠ(2021年版)を受講した者が対象。
・未経験者の場合は別メニューになります。

成績評価方法・基準
・課題達成 30%
・作品の完成度 30%
・制作への取組 40%(出席・作業に対する姿勢・進捗状況)
・作品は、講評会でフィードバックし、当日返却します。

教科書
事前にプリントなどを配布する。

参考書
〔トンボ玉〕〔小暮紀一〕〔ほるぷ出版〕〔2,808円〕

備 考
・材料費(消耗品用)の自己負担があります。
・材料費の他、授業で使用するガラス棒は、自己負担になります。ガイダンスで購入方法を案内します。
・受講人数などの事情により、授業計画等を変更することがあります。
・授業時間外の質問・相談は、水曜日:昼休み(12:10~12:50)/夕方(16:10~17:00)で受付ます。
 

 
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