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シラバス(公開版)

2021年度 

 
  グラスアートⅠ
[ D-3-c-13-2-2 ]
 

 単位:2 単位
 対象学科:美表2年
 授業形態:実技 学期:前期
 美術表現学科専攻科目
 山 口 綾 子

授業概要
ガラス工芸の “バーナーワーク” という分野から “トンボ玉” をメインにを指導する。主に、軟質ガラス(佐竹ガラス)とエアバーナーを使用する。工芸基礎で修得した基礎知識と基礎技術を元に、器具の安全な取り扱いと、道具の扱い方、ガラス素材への理解を更に深める。基本技法=文様を紹介し、文様の基礎の修得を目指す。また、ガラスの多様性を学ぶため、性質の異なるガラスでの制作も一部行う。ホットワークでガラス制作を行ってきた経験から、ガラスで作る楽しさを感じる授業を行う。

授業の到達目標
 
授業の到達目標 学位授与の方針との関連
 
・安全なバーナーの取り扱いができるようになる。
 
・ガラスと炎の特性を知ることができる。
 
・基本技法を身に付けることができる。
 

授業計画の内容
 
授業計画の内容 自修(事前・事後学修の内容)
 
1 ガイダンス (授業概要説明/各種諸注意など) 配布プリントをよく読むこと。
 
2 技法1 点打ち模様 (水玉・同心円・花文様)基礎の復習 デモ時の注意事項や、用語なども重要。
 
3 技法2 線の模様 (線の縦巻き) 制作の手順や、ポイントを自分なりにまとめること。
 
4 技法3 ひっかき文様  (ジグザグ模様) できたことを反復する。
 
5 技法4 スキ掛け  (被せガラス) できないことを分析し、次回改善に努めること。
 
6 技法5 レース  工程① レース棒を引く(クロスタイプ) 自由制作のために、デザイン案を収集する。
 
7 技法5 レース  工程② レース玉を作る 教わる他に、自身で「調べる」「考える」「まとめる」
 
8 技法6 パーツ(小菊文様) 工程① 小菊パーツを作成 「提案する」を授業に生かす。
 
9 技法6 パーツ(小菊文様) 工程② 小菊パーツのトンボ玉作成 必要に応じ、課題プリント(制作以外)を配布する。
 
10 自由制作 基本技法1~6を使用したトンボ玉制作                              
① デザイン・テーマを決める
酸素バーナーでガラス細工(希望者のみ)①
メインのトンボ玉自由制作について
事前にデザイン案を収集した中からデザイン画を作成すること。プリントを配布しますので提出。
予習・復習として制作内容をまとめ、技法の考察などを随時行う。
サブの「酸素バーナーでガラス細工」について工芸基礎Ⅱを受講したものは自由制作とします。
希望者は、各自で制作デザインや制作方法を事前に調べて用意すること。
 
11 自由制作 ② 試作 (テストピース作成)
酸素バーナーでガラス細工(希望者のみ)②
メインのトンボ玉自由制作について
事前にデザイン案を収集した中からデザイン画を作成すること。プリントを配布しますので提出。
予習・復習として制作内容をまとめ、技法の考察などを随時行う。
サブの「酸素バーナーでガラス細工」について工芸基礎Ⅱを受講したものは自由制作とします。
希望者は、各自で制作デザインや制作方法を事前に調べて用意すること。
 
12 自由制作 ③ 練習 (配色の検証)
酸素バーナーでガラス細工(希望者のみ)③
メインのトンボ玉自由制作について
事前にデザイン案を収集した中からデザイン画を作成すること。プリントを配布しますので提出。
予習・復習として制作内容をまとめ、技法の考察などを随時行う。
サブの「酸素バーナーでガラス細工」について工芸基礎Ⅱを受講したものは自由制作とします。
希望者は、各自で制作デザインや制作方法を事前に調べて用意すること。
 
13 自由制作 ④ 練習 (形状・へそを意識して制作)
酸素バーナーでガラス細工(希望者のみ)④
メインのトンボ玉自由制作について
事前にデザイン案を収集した中からデザイン画を作成すること。プリントを配布しますので提出。
予習・復習として制作内容をまとめ、技法の考察などを随時行う。
サブの「酸素バーナーでガラス細工」について工芸基礎Ⅱを受講したものは自由制作とします。
希望者は、各自で制作デザインや制作方法を事前に調べて用意すること。
 
14 自由制作 ⑤ 仕上げ (完成度を高める) メインのトンボ玉自由制作について
事前にデザイン案を収集した中からデザイン画を作成すること。プリントを配布しますので提出。
予習・復習として制作内容をまとめ、技法の考察などを随時行う。
サブの「酸素バーナーでガラス細工」について工芸基礎Ⅱを受講したものは自由制作とします。
希望者は、各自で制作デザインや制作方法を事前に調べて用意すること。
 
15 自由制作 ⑥ 講評 メインのトンボ玉自由制作について
事前にデザイン案を収集した中からデザイン画を作成すること。プリントを配布しますので提出。
予習・復習として制作内容をまとめ、技法の考察などを随時行う。
サブの「酸素バーナーでガラス細工」について工芸基礎Ⅱを受講したものは自由制作とします。
希望者は、各自で制作デザインや制作方法を事前に調べて用意すること。
 

履修上の注意
・直接炎を扱い、素材のガラスが熱くなります。
 火傷の危険があるので、安全のため、服装や髪型(結ぶ)など講師の指示に従うこと。
・ガラス棒の保管に留意すること(混ぜない/種類の把握)。
・工芸基礎Ⅱ(グラスアート)を受講したものが対象。基礎学習のため、未経験者の受講も可能。

成績評価方法・基準
・制作への取組/理解度 (50%)
・講評会出席/作品提出/課題達成/作品完成度 (50%)
・作品は、講評会でフィードバックし、当日返却します。

教科書
事前にプリントなどを配布する。

参考書
〔トンボ玉〕〔小暮紀一〕〔ほるぷ出版〕〔2,808円〕

備 考
・材料費(消耗品用)の自己負担があります。
・材料費の他、授業で使用するガラス棒は、自己負担になります。ガイダンスで購入方法を案内します。
・受講人数などの事情により、授業計画等を変更することがあります。
・授業時間外の質問・相談は、水曜日:昼休み(12:10~12:50)/夕方(16:10~17:00)で受付ます。
 

 
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