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シラバス(公開版)
単位:2 単位 |
対象学科:美表2年 |
授業形態:実技 学期:前期 |
美術表現学科専攻科目 |
福 田 一 実 |
授業概要 |
創作人形作家として会得した技術などをもとに身近な人形、玩具などの存在について考えさせ、球体関節人形の仕組みを学び、オリジナルの球体関節人形を制作できるよう指導する。作品は人体の形をモデルとし、イメージを膨らませて実寸代でデッサンをさせ、設計図を作り、オリジナルのキャラクターを考えながら制作させる。関節は首、肩、股間のみとし、サイズは頭部8cmの3.5頭身もしくは4頭身のデフォルメの人形を制作させる。原則として人形Ⅰではドールアイを使用せず描き目にし、その表現について研究させる。 |
授業の到達目標 |
授業の到達目標 | 学位授与の方針との関連 |
・人形の造形について研究しながら学ぶことが出来る。 | 3,7 |
・球体関節人形を制作するための技法を理解することが出来る。 | 1,5 |
・オリジナルな人形を完成させることができる。 | 5,7 |
授業計画の内容 |
回 | 授業計画の内容 | 自修(事前・事後学修の内容) |
1 | 授業の説明 方眼紙に実寸大の下図をかく。 | 完成時のイメージを膨らませておく。資料集め。 |
2 | 下図を元に型紙をつくり、心材にあててカッター等で削り形をつくる。 | 解剖学の本などを参考にし、人体の研究をする。 |
3 | 芯を削り、形を作る。 |
4 | 粘土を練り芯材に3~5mm厚さに粘土を巻く。 | しっかり乾燥させてくる。 |
5 | ステンレス製の針金で手の芯をつくる。顔の造形をする。 | 顔の造形、表情について観察してくる。 |
6 | 手の芯に粘土を巻き、手の造形をする。胴、腕の造形。 | やすりがけ |
7 | 足、脚の造形。 | やすりがけ |
8 | 乾燥させ、すべてを磨く。 | やすりがけ |
9 | 関節の球を作る。芯材を抜く。頭部に耳を造形する。 | やすりがけ |
10 | 球を磨き、各関節に固定する。 | 穴を開ける場所をしっかり確認する。 |
11 | 球に対する受けを作る。各球に穴を開け、ステンレス線を頭、肩、脚に固定する。 | 全体のバランス確認。 |
12 | 仮組をし、やすりをかけ、調整する。 | 細かなキズなどをチェックする。 |
13 | 塗装する。着色、メイク。 | メイクのイメージ、資料集め |
14 | 髪を貼る。 | ヘアスタイルのイメージ、資料集め |
15 | 組み立て完成させる。講評。 |
履修上の注意 |
人物の観察、本、写真等から研究して、造形力を付けておく。 |
成績評価方法・基準 |
課題作品50%、授業態度50%(出席率、忘れ物の有無、創作意欲など)講評会でフィードバックします。 |
教科書 |
〔吉田式球体関節人形制作技法書〕〔吉田良〕〔ホビージャパン〕〔2,880円〕 |
参考書 |
〔美術解剖図ノート〕〔視覚デザイン研究所〕〔2,700円〕 〔はじめて作る球体関節人形〕〔アイミ〕〔秀和システム〕〔2,000円〕 〔人形論〕〔金森 修〕〔平凡社〕〔3,200円〕 |
備 考 |
ルーブリックと評価については第一回目の授業で説明します。 質問等については授業終了時にオフィスアワーで受け付けます。 |
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