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シラバス(公開版)

2021年度 

 
  壁画Ⅰ
[ D-3-b-13-2-2 ]
 

 単位:2 単位
 対象学科:美表2年
 授業形態:実技 学期:前期
 美術表現学科専攻科目
 森   敏 美

授業概要
絵画のルーツ(美術・工芸・デザインの源)としての壁画を見直し、様々な壁画の技法を学ばせる。ここでは建築アートとしての壁画のうち、モザイクの技法を修得させる。モザイクの技法も様々あるが、実際の建築物或いは造形物に取り付けることを想定し、その取り付ける場所の環境、状況を把握する論理的思考力、創造的実践力と表現力を身につけ、美術を通して地域社会に貢献できる(生活と美の融合を実践し得る数少ない美術のジャンルの一つ)ものとして壁画を学ばせる。

授業の到達目標
 
授業の到達目標 学位授与の方針との関連
 
・モザイクの歴史と技法を、制作を通して身に付ける事ができる。 1,3
 
・建築アートがどのようなものか知ることが出来る。 1,3
 
・地域社会と協働でプロジェクトを行う術を学べる。
 

授業計画の内容
 
授業計画の内容 自修(事前・事後学修の内容)
 
1 ガイダンス:画集で作品紹介。材料、用具等の説明。 予め関連画集等を、図書館等で調べる
 
2 協働で行う実践例を紹介し、具体例を通し計画を立てる。 出来たら設置されている施設を見学
 
3 下絵制作:模写をする為、画集から選考し下絵を作る。 図書館等で適当な画集を調べる
 
4 材料研究:模写の材料を選択し、材料の加工に入る。 材料や下絵の準備を計画
 
5 制作:パネル制作・材料加工準備。 時間内に間に合うように段取りする
 
6 パネル周辺からモザイクをはり出す。 モザイク片の大きさに注意して貼る
 
7 モチーフの中心部を手がける。 モザイクの流れを見直す
 
8 モチーフを仕上げて行く。 時間をかけて丁寧に
 
9 モチーフと周辺のバランスを見て行く。 ピースの大きさを揃える
 
10 周辺部分とモチーフ絵柄の部分を合わせて行く。 モザイクの流れを見てゆく
 
11 次第に完成に近づける。 足りない時間は、授業の合間に
 
12 細部を仕上げて行く。 丁寧に仕上げ修正も行う
 
13 全体のバランスを見て仕上げる。 時間外も有効に活用
 
14 作品完成,片付け、材料整理。 不備な点は修正する
 
15 講評会 (作品に関するフィードバック) 各自、制作に関しての意見を述べる
 

履修上の注意
時間に遅れない事、授業内で足りない分は、空き時間も利用し完成させる。

成績評価方法・基準
課題制作90%、平常点10%(平常点は授業への参加状況および制作態度で判断する)
課題に関しては、毎回講評会を通じて学生と相互の作品に関するフィールドバックを行う。

教科書
資料配布(壁画制作の手引き)

参考書
図書館、壁画工房所蔵のモザイク関係の図書

備 考
オフィスアワーの有効活用を積極的に勧める。

 
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