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シラバス(公開版)
| 単位:2 単位 |
| 対象学科:美表1年 |
| 授業形態:講義 学期:後期 |
| 美術学部 共通教養科目 |
| 栗 原 伸一郎 |
| 授業概要 |
| 歴史的事実の捉え方や評価は固定されているものではなく、同じ出来事や人物であっても、多様な叙述が可能であり、様々な歴史イメージを描くことができる。本講義では、日本における変革期である幕末維新期に注目して、それが明治時代から現代までどのように認識され、語られてきたのかについて説明する。その際、人物像の時代的な変化について取り上げ、地域の視点でも歴史を捉えることで、多様な歴史イメージ、歴史を考える方法について講義する(単純な事項の暗記ではない)。 |
| 授業の到達目標 |
| 授業の到達目標 | 学位授与の方針との関連 |
| ①歴史事象は多様な解釈ができることを理解する。 | 1,2,6,8 |
| ②歴史像が形成される過程や背景を理解する。 | 1,2,6,8 |
| ③歴史事象を多角的に捉え、考える能力を身につける。 | 1,2,6,8 |
| 授業計画の内容 |
| 回 | 授業計画の内容 | 自修(事前・事後学修の内容) |
| 1 | 1. ガイダンス~講義の内容~ | 配布プリントを再読し、授業の方向性について理解を深める。 |
| 2 | 2. 幕末維新の歴史イメージ①時代劇 | 配布プリントを再読し、幕末維新に関する時代劇を観賞する。 |
| 3 | 3. 幕末維新の歴史イメージ②教科書(1) | 配布プリントを再読し、高校の教科書や参考書などに目を通す。 |
| 4 | 4. 幕末維新の歴史イメージ③教科書(2) | 配布プリントを再読し、高校の教科書や参考書などに目を通す。 |
| 5 | 5. 幕末維新の歴史イメージ④一般書 | 配布プリントを再読し、現在どのような一般書が発行されているか確認する。 |
| 6 | 6. 歴史像の形成①明治時代 | 配布プリントを再読し、明治政府の方針について理解を深める。 |
| 7 | 7. 歴史像の形成②昭和戦前戦後 | 配布プリントを再読し、歴史観の変遷についてまとめる。 |
| 8 | 8. 歴史像の形成③近代の東北地方 | 配布プリントを再読し、地域の歴史書に目を通す。 |
| 9 | 9. 幕末維新の人物像①白虎隊 | 配布プリントを再読し、書籍やインターネットなどで、白虎隊がどのように取り上げられているのか調べる。 |
| 10 | 10. 幕末維新の人物像②新選組 | 配布プリントを再読し、書籍やインターネットなどで、新選組がどのように取り上げられているのか調べる。 |
| 11 | 11. 幕末維新の人物像③坂本龍馬 | 配布プリントを再読し、書籍やインターネットなどで、坂本龍馬がどのように取り上げられているのか調べる。 |
| 12 | 12. 東北地方と幕末維新①幕末の政争と仙台藩 | 配布プリントを再読し、『仙台市史』などの書籍で、仙台藩について理解を深める。 |
| 13 | 13. 東北地方と幕末維新②戊辰戦争 | 配布プリントを再読し、書籍などで戊辰戦争に至る大まかな流れを確認する。 |
| 14 | 14. 東北地方と幕末維新③戦場の人々 | 配布プリントを再読し、戦争の実態などについて理解を深める。 |
| 15 | 15. 補論と総括~さまざまな歴史像~ | 初回からの配布プリントを再読し、歴史像が形成された背景を再確認し、歴史を捉える際の留意点について考えてみる。 |
| 16 | 試験 | 試験問題は事前に発表するので、準備をしておくこと。 |
| 履修上の注意 |
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メディア等で幕末維新期がどのように取り上げられているのか関心を持ち、高校で日本史を学んでいる場合は教科書を再読すること。受講する場合は、歴史Ⅰを受講することが望ましい。また、地域文化論は、この講義を理解する上で参考になる。なお、講義の進展によっては、内容を一部変更する場合がある。 |
| 成績評価方法・基準 |
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平常点(毎回記入するミニットペーパーの内容で受講の姿勢や理解度を判断する)30% 期末試験(論述形式、課題は事前に発表する)70% ミニットペーパーで示された有用な意見や質問、模範的な記入例などについては、適宜講義で取り上げて解説する。 |
| 教科書 |
| 毎回プリントを配布する。 |
| 参考書 |
| 『仙台市史』(通史編)。その他は講義中に紹介する。 |
| 備 考 |
| 質問等は授業終了時に受け付ける。 |
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