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シラバス(公開版)

2021年度 

 
  卒業研究Ⅱ
[ C-3-h-05-5-4 ]
 

 単位:6 単位
 対象学科:生美4年
 授業形態:演習 学期:後期 必・選:必修
 生活美術学科専攻科目
 安 住 英 之

授業概要
本学で学び研究したことの集大成として、卒業制作(日本画)作品の制作を行う。卒業制作展への出品を前提に、展示・発表の段階までを視野に入れてトータルプロセスで指導・支援する。年間を通して見た場合「卒業研究㈵」と中間審査を経た「後期」に該当するため、より高い完成度を目指して方向性の再検討やブラッシュアップ、制作スケジュール計画の調整などを重点的に行う。最終的に最高のパフォーマンスを引き出せるよう、履修者個別に臨機応変な指導を行う。

授業の到達目標
 
授業の到達目標 学位授与の方針との関連
 
・卒業研究Ⅰで得た気付きを作品に反映し、磨きをかける。 3,9
 
・日本画の伝統に基づきつつ、既成概念にとらわれない制作姿勢を貫く。 3,9
 
・自由な発想により、自己の表現の可能性を最大限に広げる。 8,9
 

授業計画の内容
 
授業計画の内容 自修(事前・事後学修の内容)
 
1 1~8.タブロー(本画)制作 骨描き等 墨や支持体の種類、各特性を研究する。
 
2 9.制作及び展示計画の確認1 制作の意図についてまとめておく。
 
3 10~22.タブロー(本画)制作 下塗り、墨の濃淡 下地の研究をしておく。
 
4 23.制作及び展示計画の確認2 制作が計画通りに進んでいるか見直し、改善、変更点はまとめておく。
 
5 24~30.タブロー(本画)制作 墨、水干絵具での制作等 作画の方針を確認する。
 
6 31.卒業作品展に向けての展示の準備 具体的に展示をイメージし、額装や表装についての研究。
 
7 32~38.タブロー(本画)制作 墨、岩絵具での制作等 常に作品を見直し、全体像を把握する。
 
8 39.制作記録のまとめ 伝わりやすい記録になっているか確認。
 
9 40~44.タブロー(本画)制作 描き込み~完成 絵の核となる部分の描き込みを見直す。
 
10 44.卒業制作提出準備 作品の側面の処理や展示道具の確認。
 
11 45.卒業制作提出 制作意図と実際の仕上がりについて比較し、自身の制作のあり方を認識する。
 
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履修上の注意
丹念に対象を観察すること。基本技法を素直な気持ちで習得すること。
毒性のある赤系の絵の具は水道に流さない。朱を使用した皿は、ふき取り後、洗浄。

成績評価方法・基準
課題作品70%(完成度50% 意図・発想20%)課題提出の際、フィードバックを行う。 
授業態度30%(出席数。創作意欲や、創作の自主性等)

教科書
無し

参考書
無し

備 考
日本画
授業日12時半から13時までをオフィスアワーとする。古今東西の美術作品を多く鑑賞し、制作の参考とすること。

 
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