大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) | シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ |
シラバス(公開版)
単位:6 単位 |
対象学科:生美4年 |
授業形態:演習 学期:前期 必・選:必修 |
生活美術学科専攻科目 |
井 上 直 美 |
授業概要 |
漆芸作品の集大成として材料と形体を追求し、素地の完成を目指す為に模型制作をさせた上で、作品に合った技法を用いての素地制作を指導する。まず、エスキースを基に、粘土などで形を起こし、考察させる。用途に合わせ形や素材を再考察し、図面を完成させる。その後、図面を基に粘土型を完成させ、粘土型を基に石膏で形を起こして行く。石膏型をペーパーや刃物などで整え、剥離剤を塗り、和紙や麻布を貼り重ねながら空研ぎをして整え丁寧に進める。作家の視点からも用途によって貼る物の素材選択や強度に注意し進める様に指導する。 |
授業の到達目標 |
授業の到達目標 | 学位授与の方針との関連 |
・粘土で形を正確に起こせる様になる | 3,8,9 |
・用途に対しての形や素材の選択が出来る様になる | 3,8,9 |
・石膏型を正確に作る技術を身に付ける | 3,8,9 |
授業計画の内容 |
回 | 授業計画の内容 | 自修(事前・事後学修の内容) |
1 | 1回 作品のエスキース1 | 何点かスケッチしておく |
2 | 2回 作品のエスキース2 確認 | 2~3点に作品を絞れる様にしておく |
3 | 3,4回 エスキースの細部調整 | エスキースを完成させる |
4 | 5,6回 模型作成 | 模型作成を進めておく |
5 | 7,8回 模型修正 | 模型を完成させる |
6 | 9,10回 図面作製 | 図面を完成させる |
7 | 11,12回 材料と技法の考察 | 材料を揃えておく |
8 | 13,14回 原型制作 | 原型制作を進めておく |
9 | 15,16回 原型の調整 | 原型を完成させる |
10 | 17,18回 石膏型制作 | 石膏型の制作を進めておく |
11 | 19,20回 石膏型調整 | 石膏型を完成させる |
12 | 21回 型に剥離剤1層目を塗る | 何層か塗り重ねておく |
13 | 22回 型に剥離剤2層目を塗る | 研いでも石膏が出ない様にしておく |
14 | 23,24回 剥離剤の表面を整える | 石膏が出た部分をカバーしておく |
15 | 25,26回 和紙を貼る | のりを煮ておく |
16 | 27,28回 麻布を貼る 1枚目 | 必要に応じて和紙を貼り重ねておく |
17 | 29回 空研ぎ、錆付け | 錆は布目が埋まるまで重ねておく |
18 | 30,31回 麻布を貼る 2枚目 | 布を貼り終えておく |
19 | 32回 空研ぎ、錆付け | 布目が埋まるまで錆を重ねておく |
20 | 33,34回 麻布を貼る 3枚目 | 布を貼り終えておく |
21 | 35回 空研ぎ、錆付け | 錆を重ねておく |
22 | 36,37回 麻布を貼る 4枚目 | 布の厚みが足りない場合は重ねておく |
23 | 38回 空研ぎ、錆付け | 錆を重ねておく |
24 | 39回 空研ぎ、固め、黒中 | 黒中まで終わらせておく |
25 | 40回 空研ぎ、黒中2 | 黒中まで終わらせておく |
26 | 41回 縁の始末、固め、黒中 | 縁の始末を終わらせておく |
27 | 42回 空研ぎ、黒中2 | 黒中まで終わらせておく |
28 | 43回 高温乾燥 | 途中、高温乾燥機の確認をする |
29 | 44回 制作過程の確認 | ファイルの書き込みをしておく |
30 | 45回 中間審査 | プレゼンの準備をしておく |
履修上の注意 |
計画通りに進める。 |
成績評価方法・基準 |
適切な技術を選択できたか、出欠状況や意欲 30% 作品の完成度、デザイン、センス、個性の表現 70% 講評会でフィードバックする。 |
教科書 |
授業中に適宜資料を配布する |
参考書 |
〔やさしく身に付くうるしのはなし 1~4〕〔日本漆工協会〕〔2,160円〕 |
備 考 |
漆芸 質問等については、授業終了時あるいはオフィスアワーに受け付けます。 |
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