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シラバス(公開版)

2021年度 

 
  被服造形実習Ⅲ
[ A-3-c-07-4-3 ]
 

 単位:2 単位
 対象学科:服専3年
 授業形態:実習 学期:通年
 服飾文化専攻科目
 菊 地 紗 代

授業概要
これまで被服造形実習Ⅰ・Ⅱなどを履修して習得してきた知識や縫製技術をさらに向上させ,応用発展させることを目的とする。課題として,ウール地を用いた基本的な総裏付きジャケットを製作する。ジャケットの製図は,衿や見返し・裏地の展開についても取り組み,工業用(縫い代付き)パターンとする。表地・裏地・副資材の取り扱い,アイロンによるくせとり方法,二枚袖の縫製,各種ポケットの縫製方法など,より専門的な技術の習得を目指す。オーダー・お直し,服飾教育現場に携わった講師が教授する。

授業の到達目標
 
授業の到達目標 学位授与の方針との関連
 
・ジャケットの製図,パターン展開ができる。 3,5
 
・高度で専門的な縫製知識・技術を身につける。 3,5,7
 

授業計画の内容
 
授業計画の内容 自修(事前・事後学修の内容)
 
1 ジャケットについて、採寸 教科書に目を通す。復習する。
 
2 製図:各自サイズ(実寸)①身頃 提出 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
3 ②衿,袖 提出 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
4 パターン確認・カット,シーチング準備 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
5 シーチング: 裁断,印付け 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
6 仮縫い①身頃,衿 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
7 ②袖,ポケット 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
8 試着,補正 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
9 製図:見返し・衿・裏地の展開 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
10 縫い代付け,用布の見積もり 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
11 表地:地直し,裁断  指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
12 芯:裁断・接着、印付け,テープ貼り,くせとり 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
13 裏地:裁断,印つけ,縫製工程確認 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
14 本縫い①身頃(表地) 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
15 ②身頃(裏地、見返し) 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
16 部分縫い①パッチポケット 部分縫いを完成させる。制作ノート作成。
 
17 ②箱ポケット 部分縫いを完成させる。制作ノート作成。
 
18 ③フラップポケット 提出 部分縫いを完成させる。制作ノート作成。
 
19 本縫い③ポケット付け         指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
20 ④背,脇,肩 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
21 ⑤衿つけ 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
22 ⑥見返し返し 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
23 ⑦袖作り 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
24 ⑧袖付け(表地)   指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
25 ⑨袖付け(裏地) 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
26 ⑩パット付け,中綴じ 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
27 ⑪裾            指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
28 ⑫ボタンホール,ボタン付け
               
指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
29 ⑬仕上げ,提出 課題・制作ノートを完成させる。
 
30 試着,発表 全行程を振り返る。
 

履修上の注意
被服実習Ⅰ・Ⅱを履修していることが望ましい。第一回目の授業時に自分の原型を持参する事。
遅刻・欠席をしないこと。進度に遅れが出た場合は、必ず次回までに終わらせておくこと。材料費は各自負担。

成績評価方法・基準
提出物60%、受講状況(作業状況、制作ノート)を40%として評価する。課題については、授業中にフィードバック、又は後日添削して返却する。

教科書
〔文化ファッション大系 改訂版・服飾造形講座④ ジャケット・ベスト〕〔文化出版局〕〔1,870円〕

参考書
〔アパレル設計実習 アパレル生産実習〕〔日本衣料管理協会〕〔2,750円〕
〔誌上・パターン塾 Vol.1トップ編〕〔文化出版局〕〔1,667円〕

備 考
受講生の進度によりシラバス内容が前後することがある。ルーブリック評価については第一回目の授業で説明する。課題が未提出、実施されない場合には評価の対象としないことがある。質問等については,授業時間内または授業終了後に受け付ける。

 
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