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シラバス(公開版)
単位:2 単位 |
対象学科:服専2年 |
授業形態:講義 学期:前期 必・選:必修 |
服飾文化専攻科目 |
水 谷 浩 |
授業概要 |
私たちは,誰もが「消費者」である。さまざまな商品やサービスを購入し,それらを利用(消費)し,暮らしている。そうしたなか「経済的に効率良く,地球環境にも配慮し,暮らしていくためには,合理的な意思決定を行うための智慧(消費者力)が求められる。 本講義では,消費生活協同組合での実務経験や『消費生活コンサルタント(第46期)』としての経歴を活かし,消費者問題の歴史的変遷を解説するともに,消費者・行政・企業の事例研究を通じて「現代社会を生きていくために知っておくべきこと,暮らしに役立つこと(消費者力)」の修得をめざしている。 |
授業の到達目標 |
授業の到達目標 | 学位授与の方針との関連 |
1)現代社会に欠かせない智慧として,消費者問題を理解できる | 1,2 |
2)全ての人に関わる問題と認識し,消費者問題を説明できる | 5,6 |
3)今後の消費者・行政・企業のあるべき姿について説明できる | 4,7 |
授業計画の内容 |
回 | 授業計画の内容 | 自修(事前・事後学修の内容) |
1 | テーマ:授業のすすめ方・評価,消費者力の説明 概 要:現代社会を生きていくための智慧とは? |
授業計画やテキストなどを参考にして,予習すること。 講義ノートを読み直し,学習内容の振り返り(復習)を行うこと。 |
2 | テーマ:消費者政策の歴史 概 要:消費者保護基本法から消費者基本法へ転換した理由は? |
同 上 |
3 | テーマ:消費者政策の理念と歴史 概 要:消費者の4つの権利から6つの権利へ発展した理由は? |
「消費者の4つの権利」と「消費者の6つの権利」についてA4用紙2枚(1,600字以上)のレポートにまとめ提出。 |
4 | テーマ:消費者行政と消費者関係法 概 要:消費者に役立つ様々な法律を学ぶ |
同 上 |
5 | テーマ:消費生活の安全の確保 概 要:消費生活相談員の役割を学ぶ |
同 上 |
6 | テーマ:広告・表示の適正化 概 要:景品表示法関連法令と事例について学ぶ |
インターネット取引における広告・表示規制について調べ,A4用紙2枚(1,600字以上)のレポートにまとめ提出。 |
7 | テーマ:消費者契約の適正化 概 要:消費者契約法と重要説明事項を学ぶ |
同 上 |
8 | テーマ:企業と業界団体の責務 概 要:消費者・顧客志向の経営を学ぶ |
同 上 |
9 | テーマ:消費者対応部門の役割と機能 概 要:企業の消費者対応を学ぶ |
東北地域の企業・業界団体の消費者対応を調べ,その概要をまとめるとともに,その取り組みに対する所感についてA4用紙2枚(1,600字以上)のレポートを作成し,提出。ただし,取り上げる企業・業界団体は3社以上とする。 |
10 | テーマ:業界団体の消費者対応 概 要:通販110番や訪問販売110番などの事例について学ぶ |
同 上 |
11 | テーマ:消費者教育 概 要:国民生活センターや日本消費者協会を事例について学ぶ |
「現代社会を生きていくために知っておくべきこと,暮らしに役立つこと」の視点から,これまでの授業のなかで,最も印象に残ったことについて要約し,考察を加え,A4用紙2枚(1,600字以上)のレポートにまとめ提出。 |
12 | テーマ:消費生活における情報の重要性 概 要:合理的な意思決定とは? |
同 上 |
13 | テーマ:消費生活情報の現況Ⅰ 概 要:暮らしに役立つ情報を見極めるには? |
同 上 |
14 | テーマ:消費生活情報の現況Ⅱ 概 要:賢い消費行動の実践に向けて |
同 上 |
15 | テーマ:まとめ 概 要:消費者力検定の紹介 |
同 上 |
履修上の注意 |
2/3以上の出席がない場合には,単位を取得することはできません。 |
成績評価方法・基準 |
平常点・受講態度(35%)+課題の提出状況(30%)+レポート試験の成績(35%)に基づき評価する。 なお,課題については,授業中にフィードバックをします。 ※ルーブリック評価については,第1回目の授業で説明します。 |
教科書 |
〔消費生活論〕〔(社)日本衣料管理協会〕〔(社)日本衣料管理協会〕〔1600円〕 |
参考書 |
授業中に適宜指示します。 |
備 考 |
質問などは,オフィスアワー(日時は掲示で確認のこと)に対応します。 |
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