東北生活文化大学・東北生活文化大学短期大学部附属図書館は、本学の前身である、東北女子職業学校の図書館としてその基礎が築かれた。
大学・短大図書館としては、1951(昭和26)年の女子短期大学の設置とともに発足し、その後、1958(昭和33)年の女子大学家政学科、1965(昭和40)年の生活美術学科の開学を機として、蔵書内容を一層充実させ、研究活動および教育活動の両面において、附属図書館としての機能が十分はたされることになった。現在の図書館は1987(昭和62)年に開館したものであり、利用しやすいように設計された本格的図書館である。
さらに、2003(平成15)年の大学家政学科に健康栄養学専攻の設置、2005(平成17)年の短大に子ども生活専攻の設置に伴って、新分野の蔵書が加えられた。
近年はコミックや視聴覚資料の充実にも努めている。
蔵書数は約70,000冊で、特に美術・工芸、染織・服飾に関する図書は、他に誇り得るものを数多く備えている。これらの蔵書については、本学の学生、教職員のみならず、各方面の人々からの利用希望についても配慮している。
図書館の運営は開架式で、蔵書は和書、洋書に大別され、それぞれ日本十進分類法に従って配架されている。
大学生活においては、自発的、研究的な図書利用が学習の成果を左右することになるので、常に図書館に親しんで、勉学に教養の向上に努めることが望まれる。