教職課程センターは、教職課程を希望する学生に対して、履修や実習に関する指導や支援を行っています。
教職課程の履修に関する相談をはじめ、教育実習や介護等体験の依頼や、事前・事後指導、さらには教員採用試験対策など、幅広くサポートしていきます。
教職課程の希望者は、しっかりと目的をもって学修や教育実習に取り組み、教員免許の取得を目指してください。
- 教職課程センター報vol.8(PDF)
- 教職課程センター報vol.7(PDF)
- 教職課程センター報vol.6(PDF)
- 教職課程センター報vol.5(PDF)
- 教職課程センター報vol.4(PDF)
- 教職課程センター報vol.3(PDF)
- 教職課程センター報vol.2(PDF)
- 教職課程センター報vol.1(PDF)
「教育職員免許法施行規則等の一部を改正する省令(令和3年文部科学省令第25 号)」が公布、施行され、教職課程を設置する大学は、全学的に教職課程を実施する組織体制を整備すること、及び教職課程の自己点検・評価を行う仕組みを設けて実施することが義務化されました。
教職課程の自己点検・評価とは、教職課程認定を受けている大学が、その教育研究等の水準の向上や活性化に努めるとともに、社会的責任を果たしていくため、自大学の理念・目的に照らして教育活動等の状況について自己点検し、現状を的確に把握・認識した上で、その結果を踏まえ、優れている点や改善を要する点などの自己評価を行うことです。
今回この点検は、教育職員免許法施行規則等や各学校・教科の学習指導要領の記載内容等の法令、一般社団法人全国私立大学教職課程協会により作成された『教育課程自己点検評価基準』(令和4年版)等にもとづき実施されています。
具体的な結果は、下記の報告書をご覧ください。今後はこれらの評価・内容にもとづきながら、本学の教職課程について更なる質向上に取り組んでまいります。
教員養成教育の情報公開
東北生活文化大学
教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画
1 教員養成の目標
家政学部
「本学の伝統的な家政学の修学を基本とし、その科学的追求と実験、実習を通して、生活科学への探求心を備えた人材を育成する」という家政学科の教育目的及び「服飾と生活に関して科学と文化の両面から追求し、服飾産業の発展と生活文化の向上に寄与する人材を育成する」との服飾文化専攻の教育目的を基盤にして、服飾文化専攻では、「生涯にわたる発達と生活の営みを総合的に把握、理解する」「生活に必要な知識と技術を習得する」「男女協力しての家庭や地域の生活を創造する」という家庭科の目標を踏まえて、家庭科で学習する幅広い内容の全般について、社会や家庭の状況や課題を理解しながら、専門的な知識、技能を修得し、教育実践力を身に付けた教員を養成する。特に本学の伝統である被服関係の深い知識と確かな技能の習得に留意している。また、健康栄養学専攻では、「医療、福祉、保健分野等において、食生活の面から健康を守る人材を育成する」との目的を基盤にして、食品、調理・栄養に関する専門的知識・技能と実践力を身に付け、学校給食の管理運営と児童生徒に対する食に関する指導という、食に関する専門性と教育実践力を併せ持つ職務を着実に遂行できる栄養教諭を養成する。その際、本学で実績のある家庭科教員の養成に関する経験を生かしている。
美術学部
「美術の高度な専門知識と技能を身に付け、実学として地域社会の発展に貢献できる人間性豊かな人材を養成する」という美術学部の教育目的及び「美術、工芸、デザイン、メディア芸術領域における高度な専門知織と技能を身に付け、これらの知識・技能を地域社会における様々な職業分野で発揮し、地域の産業、文化の発展に貢献できる能力を養成する」との美術表現学科の教育目的を基盤にして、「美術の創造的な諸活動を通して、造形的な見方・考え方を働かせ、美的体験を深め、生活や社会の中の美術や美術文化と深く関わる資質・能力を育成する」という美術科教育の目標及び、「工芸の創造的な諸活動を通して、造形的な見方・考え方を働かせ、美的体験を深め、生活や社会の中の工芸や工芸の伝統と文化と深く関わる資質・能力を育成する」といった工芸科教育の目標を踏まえ、美術と工芸の専門性と教育実践力を身につけた教員を養成する。なお、美術表現学科での創造的な諸活動の経験を美術科教諭の養成に生かしている。
2 目標達成のための計画
このような目標を達成するために次のように学修を進める。
(1) 教職に関する科目
1年次では「教職概論」で教員としての基本的な職務を把握、理解し教職課程履修の動機づけを図る。2年次では、「教育原理」、「教育心理学」など教育の基礎理論となる科目を中心に履修する。3年次では、「教育制度論」、「生徒指導の理論と方法」などの科目の履修により、各領域の知識を多角的に、専門的に習得する。また、教科教育法Ⅰにより、習得した知識を基にして教科の指導方法を発表や模擬授業を交えながら学修する。また、学年の終わりには教育実習の事前指導を行う。4年次では、これまでの学修の集大成としての教育実習を行い、学校教育全体を総合的に体験し、各自自己評価をするとともにその成果をまとめてレポートを提出したり教育実習報告会で発表する。3年次学生はその報告を聞き実習の参考にする。後期には「教職実践演習」で、教育実習をはじめ教職課程の学修を全般的に振り返り、教師として最小限必要とされる資質能力が形成されるようにする。
(2) 教科に関する科目
① 服飾文化専攻(家庭免許)
1年次では、教養科目を中心に学修を進めるとともに、専門科目のうち「家政学原論」をはじめ「被服学」、「被服材料学、被服繊維学」、「家庭経営学、家族関係学」などの科目の学修により、家政学の基礎、そして被服学、被服製作の基礎を学ぶ。2年次では、実験、実習を通して被服学の理解を深め、被服製作力を向上させるとともに、「食品学、栄養学」に関する科目を履修する。3年次では、2年次までに修得した基礎・基本を発展させ、応用力を高めるとともに、「住居学」、「保育学」など家政学に関する各科目を履修することで家政学の体系を把握し知識をさらに深め、技能を向上させる。このことを通して家庭科教員として必要とされる全般的、総合的な知識、技能を修得する。また、後期には専門研究Ⅰによって課題を発見し解決する力や論文の構成、表現などの基礎を修得する。4年次の、専門研究Ⅱでは、専門研究Ⅰの内容を発展させる。また、教育実習では修得した知識、技能を教育実践により応用し、家庭科教員として最低限求められる実践的な指導力の基礎を身に付ける。
② 健康栄養学専攻(栄養教諭免許)
1年次では、教養科目を中心に学修を進めるとともに、専門科目のうち基礎・基本になる科目の学修を行う。2年次では、主として栄養士、管理栄養士養成専門科目を学修して、栄養士、管理栄養士、栄養教諭として必要な知識、技能を幅広く身に付ける。3年次では、専門科目の講義、実験、実習に加え、学外での臨地実習を行う。また、「学校栄養指導論」、「学校食育概論」により、栄養教諭に必要な知識、技能、指導力・実践力の基礎を身に付ける。4年次では、引き続き学外での臨地実習を行い、課題研究(3年次からの継続)により、これまでの学修成果を基に、研究の方法、プロセス、論文の構成・表現力、プレゼンテーション力などを身に付ける。栄養教育実習では、修得した知識を教育実践により応用し、栄養教諭として最低限求められる実践的な指導力の基礎を身に付ける。
③ 美術表現学科(美術、工芸免許)
1年次では、教養科目を中心に学修を進めるとともに、専門科目のうち「絵画基礎」、「彫刻基礎」、「工芸基礎」、「デザイン基礎」及び「メディア芸術基礎」などの科目の学修により、美術全般の基礎を学ぶ。2年次では、「美術」「工芸」「デザイン」「美術理論」及び「メディア芸術」の各専門分野についての知識、技能を身につける。3年次以降、2つの専門コース「美術・工芸コース」、「デザイン・メディア芸術コース」のいずれかを選択し、専門分野の知識、技能を深める。これまで修得した美術全般に関する基礎・基本、各専門分野についての学修成果を基に、美術科教員として必要とされる知識、技能を身につける。4年次では、専門分野における知識、技能を深め、創造力、表現力を高めることで、4年間の集大成となる「卒業研究」に取り組む。教育実習では修得した知識、技能を教育実践により応用し、教員として最低限求められる実践的な指導力の基礎を身につける。
教員の養成に係る組織、教員数、担当科目等
1 教員養成に係る学内組織
本学では、教学全体をそれぞれのカテゴリーごとに効率的に意見の調整、審議をする観点から8つの「室」を設け、各室に所属する各種の委員会が学内の意見集約、具体的な審議・立案を行っている。
教員の養成に係る組織としては「学務室」に所属する「教職課程センター(教職課程委員会)」が設けられており、「教務委員会」と「教務課」(事務組織)と連携して、教職関係のカリキュラムの作成、検証、教職課程の運営、教育実習や介護等体験の実施などについて協議を行い、必要があれば教授会に報告事項又は審議事項として付している。さらに、教職課程履修に関する学生への指導・助言、教育実習や介護等体験に関する学生指導、事務処理などを行っている。
2 教員数
(1) 専任教員数
①教職に関する科目(人)
教授 | 准教授 | 講師 | 助教 | |
---|---|---|---|---|
教職に関する科目 | 1 | – | 2 | – |
② 教科に関する科目(人)
免許教科 | 教授 | 准教授 | 講師 | 助教 |
---|---|---|---|---|
家庭 | 2 | 1 | 1 | – |
美術 | 3 | – | 1 | – |
工芸 | 1 | 2 | 1 | – |
栄養 | 0 | 1 | 0 | – |
(2) 科目担当教員
(2)-1 教育の基礎的理解に関する科目担当教員名と担当科目名
教員名 | 職位 | 担当科目名 |
植松公威 | 教授 | 教育心理学/教育実習Ⅰ(事前・事後指導を含む。)/ 教育実習Ⅱ(事前・事後指導を含む。)/教職実践演習(中高) |
山口刀也 | 講師 | 教育原理/教育制度論/教育課程論/教育実習Ⅰ(事前・事後指導を含む。) /教育実習Ⅱ(事前・事後指導を含む。)/教職実践演習(中高)/栄養教育実習事前事後指導/教職実践演習(栄養教諭) |
永田和寛 | 講師 | 教職概論/教育相談/教育実習Ⅰ(事前・事後指導を含む。) /教育実習Ⅱ(事前・事後指導を含む。) /教職実践演習(中高)/栄養教育実習事前事後指導/教職実践演習(栄養教諭) |
大瀬戸美紀 | 兼任 | 特別支援教育 |
福島朋子 | 兼任 | 生徒指導の理論と方法A(進路指導の理論及び方法を含む。)/生徒指導の理論と方法B |
須藤由子 | 兼任 | 特別活動及び総合的な学習の時間の指導法 |
清水禎文 | 兼任 | 教育方法論(情報通信技術を活用した教育の理論及び方法を含む。) |
松尾 広 | 兼任 | 教育方法論(情報通信技術を活用した教育の理論及び方法を含む。) |
佐々木晃 | 兼任 | 生徒指導の理論と方法A(進路指導の理論及び方法を含む)/生徒指導の理論と方法B |
後藤 篤 | 兼任 | 道徳教育の指導法 |
(2)-2 教科に関する科目担当教員名と担当科目名
① 家庭免許
教員名 | 職位 | 担当科目名 |
菅野修一 | 教授 | 被服材料学/被服繊維学 |
鈴木裕行 | 教授 | 基礎栄養学 |
川又勝子 | 准教授 | 被服平面造形実習Ⅰ/被服平面造形実習Ⅱ |
水谷 浩 | 講師 | 情報処理Ⅰ |
菊地紗代 | 講師 | 被服学/スタートアップソーイング/被服造形実習Ⅰ/被服造形実習Ⅱ/被服造形実習Ⅲ |
佐藤靖子 | 兼担 | 食品学各論 |
八巻美智子 | 兼担 | 家族関係学/食品学総論 |
深澤律子 | 兼担 | 基礎調理学実習Ⅰ/基礎調理学実習Ⅱ/食生活論/食文化論 |
井上美紀 | 兼任 | 被服整理学 |
﨑山俊雄 | 兼任 | 住居学(製図を含む。)/住文化論 |
高橋恵美 | 兼任 | 保育学(実習及び家庭看護を含む。) |
松尾 広 | 兼任 | 家庭電気・機械 |
佐藤郷美 | 兼任 | 家庭科教育法Ⅰ |
石川りか | 兼任 | 家庭科教育法Ⅱ |
② 美術免許
教員名 | 職位 | 担当科目名 |
北折 整 | 教授 | 絵画基礎Ⅰ(映像メディア表現を含む。)/絵画基礎Ⅱ/洋画Ⅰ/洋画Ⅱ/洋画Ⅲ |
瀬戸典彦 | 教授 | 美術史Ⅰ/美術史Ⅱ/美術鑑賞Ⅰ |
鈴木 専 | 教授 | 絵画基礎Ⅰ(映像メディア表現を含む。)/絵画基礎Ⅱ |
伊勢周平 | 講師 | 絵画基礎Ⅰ(映像メディア表現を含む。)/絵画基礎Ⅱ/洋画Ⅰ/洋画Ⅱ/洋画Ⅲ |
三上秀夫 | 兼担 | デザイン基礎Ⅰ(映像メディア表現を含む。)/視覚デザインⅠ/視覚デザインⅡ |
落合里麻 | 兼担 | デザイン基礎Ⅰ(映像メディア表現を含む。) |
佐々木輝子 | 兼担 | 工芸基礎Ⅰ(プロダクト制作を含む。)/染織Ⅰ |
立花布美子 | 兼担 | 工芸基礎Ⅰ(プロダクト制作を含む。)/陶芸Ⅰ |
佐藤淳一 | 兼任 | 彫刻基礎Ⅱ/彫刻Ⅰ/彫刻Ⅱ |
數本冴英佳 | 兼任 | 日本画Ⅰ/日本画Ⅱ |
長谷部嘉勝 | 兼任 | 工芸基礎Ⅰ(プロダクト制作を含む。)/漆芸Ⅰ |
森田優子 | 兼任 | 美学Ⅰ/美学Ⅱ |
横山美喜子 | 兼任 | 美術科教育法Ⅰ/美術科教育法Ⅱ |
③ 工芸免許
教員名 | 職位 | 担当科目名 |
三上秀夫 | 教授 | デザイン基礎Ⅰ(映像メディア表現を含む。)/デザイン基礎Ⅱ/視覚デザインⅠ/視覚デザインⅡ/デザイン概論 |
立花布美子 | 准教授 | 工芸基礎Ⅰ(プロダクト制作を含む。)/陶芸Ⅰ/陶芸Ⅱ |
落合里麻 | 講師 | デザイン基礎Ⅰ(映像メディア表現を含む。)/デザイン基礎Ⅱ |
佐々木輝子 | 講師 | 工芸基礎Ⅰ(プロダクト制作を含む。)/染織Ⅰ/染織Ⅱ |
瀬戸典彦 | 兼担 | 美術史Ⅰ/美術史Ⅱ/美術鑑賞Ⅰ/工芸科教育法 |
湯目俊彦 | 兼任 | 図学Ⅰ/図学Ⅱ/製図Ⅰ/製図Ⅱ |
長谷部嘉勝 | 兼任 | 工芸基礎Ⅰ(プロダクト制作を含む。)/漆芸Ⅰ/漆芸Ⅱ |
今林直樹 | 兼任 | 地域工芸論 |
(2)-3 栄養に係る教育に関する科目担当教員名と担当科目名
教員名 | 職位 | 担当科目名 |
鴫原美智子 | 准教授 | 学校栄養指導論/学校食育概論 |
(2)-4 大学が独自に設定する科目
教員名 | 職位 | 担当科目名 |
森岡 淳 | 教授 | 版画Ⅰ/版画Ⅱ |
水谷 浩 | 講師 | 消費生活論 |
森 敏美 | 兼任 | 壁画Ⅰ/壁画Ⅱ |
湯目俊彦 | 兼任 | インテリアデザインⅠ/インテリアデザインⅡ |
教員の養成に係る授業科目等
1 教育の基礎的理解に関する科目
科目 | 各科目に含めることが必要な事項 | 本学が開設する授業科目名 | 中一種 | 高一種 | 学年 | 備考 |
単位数 | ||||||
教育の基礎的理解に関する科目 | 教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想 | 教育原理 | 2 | 2 | 2 | |
教職の意義及び教員の役割・職務内容(チーム学校運営への対応を含む。) | 教職概論 | 2 | 2 | 1 | ||
教育に関する社会的、制度的又は経営的事項(学校と地域との連携及び学校安全への対応を含む。) | 教育制度論 | 2 | 2 | 3 | ||
幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程 | 教育心理学 | 2 | 2 | 2 | ||
特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する理解 | 特別支援教育 | 1 | 1 | 3 | ||
教育課程の意義及び編成の方法(カリキュラム・マネジメントを含む。) | 教育課程論 | 2 | 2 | 2 | ||
道徳、総合的な学習の時間等の内容及び生徒指導、教育相談等に関する科目 | 道徳の理論及び指導法 | 道徳教育の指導法 | 2 | – | 3 | 中一種免必修 |
総合的な学習の時間の指導法特別活動の指導法 | 特別活動及び総合的な学習の時間の指導法 | 2 | 2 | 2 | ||
教育の方法及び技術(情報通信技術を活用した教育の理論及び方法) | 教育方法論(情報通信技術を活用した教育の理論及び方法を含む。) | 2 | 2 | 2 | ||
生徒指導の理論及び方法 | 生徒指導の理論と方法A(進路指導の理論及び方法を含む。) 生徒指導の理論と方法B |
2 | 2 | 3 | ||
進路指導及びキャリア教育の理論及び方法 | 2 | 3 | 栄養教諭一種免取得者のみ | |||
教育相談(カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法 | 教育相談 | 2 | 2 | 3 | ||
教育実践に関する科目 | 教育実習 | 教育実習Ⅰ(事前・事後指導を含む。) | 5 | – | 4 | 中免及び中高免両方を取得する者は必修 |
教育実習Ⅱ(事前・事後指導を含む。) | – | 3 | 4 | 高免のみ取得する者は必修 | ||
教職実践演習 | 2 | 2 | 4 |
※履修上の注意
・すべての科目を必修とするが、免許の種類によって一部の科目は選択となるので、次の点に注意すること。
・家庭科教育法Ⅰ、美術科教育法Ⅰは中一種免、高一種免必修科目、家庭科教育法Ⅱ、美術科教育法Ⅱは中一種免必修科目、高一種免選択科目となる
・道徳教育の指導法は中一種免必修科目、高一種免選択科目となり、高一種免では教科又は教職に関する科目の単位とすることができる。
・中一種免、高一種免を取得しようとする者は生徒指導の理論と方法Aを、栄養教諭一種免を取得しようとする者は生徒指導の理論と方法Bを履修すること。
・中一種免、高一種免両方を取得しようとする者は教育実習Ⅰを、高一種免のみを取得しようとする者は教育実習Ⅱを履修すること。
2 教科及び教科の指導法に関する科目
(2)-1 家庭免許
科目名 | 修得単位数 | ||||
中一種免 | 高一種免 | ||||
必修 | 選択 | 必修 | 選択 | ||
家庭経営学(家族関係学及び家庭経済学を含む。) | 家庭経営学(家庭経済学を含む。) | 2 | 2 | ||
家族関係学 | 2 | 2 | |||
被服学(被服製作実習を含む。) | 被服学 | 2 | 2 | ||
スタートアップソーイング | 1 | 1 | |||
被服材料学 | 2 | 2 | |||
被服整理学 | 2 | 2 | |||
被服繊維学 | 2 | 2 | |||
被服造形実習Ⅰ | 1 | 1 | |||
被服造形実習Ⅱ | 1 | 1 | |||
被服造形実習Ⅲ | 2 | 2 | |||
被服平面造形実習Ⅰ | 1 | 1 | |||
被服平面造形実習Ⅱ | 1 | 1 | |||
食物学(栄養学、食品学及び調理実習を含む。) | 食品学総論 | 2 | 2 | ||
食品学各論 | 2 | 2 | |||
基礎栄養学 | 2 | 2 | |||
基礎調理学実習Ⅰ | 1 | 1 | |||
基礎調理学実習Ⅱ | 1 | 1 | |||
食生活論 | 2 | 2 | |||
食文化論 | 2 | 2 | |||
住居学(製図を含む。) | 住居学(製図を含む。) | 2 | 2 | ||
住文化論 | 2 | 2 | |||
保育学(実習を含む。) | 保育学(実習及び家庭看護を含む。) | 2 | 2 | ||
各教科の指導法(情報通信技術の活用を含む。) | 家庭科教育法Ⅰ | 4 | 4 | ||
家庭科教育法Ⅱ | 4 | 4 | |||
合計 | 34 | 11 | 30 | 15 |
・必修科目を含めて20単位以上修得すること。
(2)-2 美術免許
科目名 | 修得単位数 | ||||
中一種免 | 高一種免 | ||||
必修 | 選択 | 必修 | 選択 | ||
絵画(映像メディア表現を含む。) | 絵画基礎Ⅰ(映像メディア表現を含む。) | 2 | 2 | ||
絵画基礎Ⅱ | 2 | 2 | |||
洋画Ⅰ | 2 | 2 | |||
洋画Ⅱ | 2 | 2 | |||
洋画Ⅲ | 2 | 2 | |||
日本画Ⅰ | 2 | 2 | |||
日本画Ⅱ | 2 | 2 | |||
彫刻 | 彫刻基礎Ⅰ | 2 | 2 | ||
彫刻Ⅰ | 2 | 2 | |||
彫刻Ⅱ | 2 | 2 | |||
デザイン(映像メディア表現を含む。) | デザイン基礎(映像メディア表現を含む。) | 2 | 2 | ||
視覚デザインⅠ | 2 | 2 | |||
視覚デザインⅡ | 2 | 2 | |||
工芸 | 工芸基礎Ⅰ(プロダクトデザインを含む。) | 2 | |||
陶芸Ⅰ | 2 | ||||
漆芸Ⅰ | 2 | ||||
染織Ⅰ | 2 | ||||
美術理論及び美術史(鑑賞並びに日本の伝統美術及びアジアの美術を含む。) | 美学Ⅰ | 2 | 2 | ||
美学Ⅱ | 2 | 2 | |||
美術史Ⅰ | 2 | 2 | |||
美術史Ⅱ | 2 | 2 | |||
美術鑑賞Ⅰ | 2 | 2 | |||
各教科の指導法(情報通信技術の活用を含む。) | 美術科教育法Ⅰ | 4 | 4 | ||
美術科教育法Ⅱ | 4 | 4 | |||
合計 | 30 | 22 | 24 | 20 |
※履修上の注意
・必修科目を含めて20単位以上修得すること。
・「絵画」については絵画基礎Ⅰ、Ⅱの他に洋画Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、日本画Ⅰ、Ⅱの中から6単位以上修得することが望ましい。
・「工芸」については、中一種免を取得しようとする者は工芸基礎Ⅰの他に、木工Ⅰ、陶芸Ⅰ、漆芸Ⅰ、染織Ⅰの中から2単位以上修得すること。
(2)-3 工芸免許
科目名 | 修得単位数 | ||
高一種免 | |||
必修 | 選択 | ||
図法及び製図 | 図学Ⅰ | 1 | |
図学Ⅱ | 1 | ||
製図Ⅰ | 1 | ||
製図Ⅱ | 1 | ||
デザイン | デザイン基礎Ⅰ(映像メディア表現を含む。) | 2 | |
デザイン基礎Ⅱ | 2 | ||
視覚デザインⅠ | 2 | ||
視覚デザインⅡ | 2 | ||
工芸制作(プロダクト制作を含む。) | 工芸基礎Ⅰ(プロダクト制作を含む。) | 2 | |
陶芸Ⅰ | 2 | ||
陶芸Ⅱ | 2 | ||
漆芸Ⅰ | 2 | ||
漆芸Ⅱ | 2 | ||
染織Ⅰ | 2 | ||
染織Ⅱ | 2 | ||
工芸理論、デザイン理論及び美術史(鑑賞並びに日本の伝統工芸及びアジアの工芸を含む。) | 地域工芸論 | 2 | |
デザイン概論 | 2 | ||
美術史Ⅰ | 2 | ||
美術史Ⅱ | 2 | ||
美術鑑賞Ⅰ | 2 | ||
各教科の指導法(情報通信技術の活用を含む。) | 工芸科教育法 | 4 | |
合計 | 24 | 16 |
※履修上の注意
・必修科目を含めて20単位以上修得すること。
・「工芸制作」については、工芸基礎Ⅰの他に、木工Ⅰ、Ⅱ、陶芸Ⅰ、Ⅱ、漆芸Ⅰ、Ⅱ、染織Ⅰ、染織Ⅱの中から6単位以上修得すること 。
3 大学が独自に設定する科目
「大学が独自に設定する科目」の選択科目又は最低修得単位を超えて履修した「教科及び教科の指導法に関する科目」又は、「教育の基礎的理解に関する科目」「道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談に関する科目」「教育実践に関する科目」について、中一種免は合わせて4単位以上を修得。高一種免は、12単位以上を修得しなければならない。
(3)-1 家庭免許
科目名 | 修得単位数 | |
中一種 | 高一種 | |
消費生活論 | 2 | 2 |
合計 | 2 | 2 |
(3)-2 美術免許
科目名 | 修得単位数 | |
中一種 | 高一種 | |
壁画Ⅰ | 2 | 2 |
壁画Ⅱ | 2 | 2 |
版画Ⅰ | 2 | 2 |
版画Ⅱ | 2 | 2 |
合計 | 8 | 8 |
(3)-3 工芸免許
科目名 | 修得単位数 |
高一種 | |
インテリアデザインⅠ | 1 |
インテリアデザインⅡ | 1 |
合計 | 2 |
4 栄養教諭免許
栄養に係る教育に関する科目
科目名 | 修得単位数(必修) |
学校栄養指導論 | 2 |
学校食育概論 | 2 |
合計 | 4 |
※履修上の注意
・表の科目の単位と共に、管理栄養士養成施設の課程を修了し、栄養士の免許を受けるために必要な科目102単位を修得すること
※教育課程に関してはホームページの「大学概要」の「学則」及び「授業・学校生活」の項の「シラバス」も参照してください。
卒業者の教員免許状取得状況
免許状取得者数(人)
免許状の種類 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 |
家庭 (中一種) | 2 | 6 | 5 | 4 | 8 |
家庭 (高一種) | 2 | 5 | 5 | 4 | 8 |
美術 (中一種) | 1 | 3 | 6 | 3 | 13 |
美術 (高一種) | 1 | 3 | 8 | 3 | 13 |
工芸 (高一種) | 0 | 3 | 2 | 3 | 4 |
栄養教諭 (一種) | 9 | 11 | 3 | 5 | 5 |
卒業者の教員への就職状況
就職者数(人)
採用形態 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 |
正採用 | 0 | 0 | 1 | 2 | 6 |
講師 | 1 | 4 | 1 | 1 | 2 |
教員の養成に係る教員の質の向上に係る取り組みに関すること
1年次に「スタディスキルズ」の授業で大学での学びの基本的なノウハウを身に付けるとともに、一般的な教養を身に付けさせるために広く教養科目を履修させる。2年次から専門科目の本格的な学修を始めるが、各自の関心、意欲、適性などを尊重し、得意とする分野の専門的な力量を高めるとともに、特定の分野に学修が偏ることなく、免許取得のための科目以外にも関連する科目を広く学修するように促している。また、知識や技能を定着させ、実践力、応用力を育成するため、実習、実験、制作を重視しており、教職に関する授業では、教科教育法を中心に、指導案の作成、模擬授業、発表、討議を交え、教育実践力の向上を目指している。
東北生活文化大学短期大学部
1.教員養成教育の理念・目標、質向上のための取組み
① 教員養成に対する理念・目標
本学は「励み、謹み、慈み」を校訓として「高い知識と技倆を修め、常に文化創造に寄与する、清く、正しく、健やかな人間の育成を目指す」との建学の精神を堅持している。この精神に基づき、大学の使命(Mission)を「生活と文化に関する実学教育によって、地域の担い手として社会に貢献する実践力ある人材を育成します」と定めている。
本学園の創設以来110余年にわたる家庭科教育・女子教育(幼児教育を含む)の歴史に加え、50年以上の短期大学部附属ますみ幼稚園での幼児教育の実践の経験をもとに、充分な基礎及び専門知識と豊富な現場実習経験をもつ教員(幼稚園教諭)の養成を目指している。
② 教員養成教育の質の向上のための取り組み
本学生活文化学科では、先に述べた大学の建学の精神及び使命に基づいて、基礎的な学習能力・知識と社会人としての豊かな教養を身につけること、及び将来にわたって社会で自立し、自発的に行動できる能力を身につけることができることを教育方針としている。
子ども生活専攻では、基礎学力及び保育者として地域社会に貢献できる専門分野の知識を身につけること、及び保育の分野において、自ら課題の解決に取り組むこと人材となるために、コミュニケーション能力や実践力を身に付けることを教育方針として、幼稚園教諭及び保育士の養成を行っている。そのために、学内での基礎学力や専門的な知識の学習に加え、附属幼稚園・保育園での基礎実習や、学外での教育・保育実習(幼稚園・保育所・児童福祉施設等)を通して体験的に保育技術を学ぶことにより、より専門性の高い幼稚園教諭及び保育士の養成を目指している。
2.教員養成教育に係る専任教員数
①教育の基礎的理解に関する科目(人)
教授 | 准教授 | 講師 | 助教 | |
教育の基礎的理解に関する科目 | 1 | 1 | 1 | – |
免許教科 | 教授 | 准教授 | 講師 | 助教 |
幼稚園教諭二種 | 1 | 2 | 1 | 1 |
教員養成の組織及び教員数
初等教育教職課程【子ども生活専攻】幼稚園教諭二種免許状
教員名 | 職位 | 担当科目名 |
松尾 広 | 教授 | 教育・保育方法論 |
武田早苗 | 教授 | 保育内容(表現Ⅰ)/子どもと造形表現 |
廣瀬 団 | 准教授 | 保育内容(健康)/子どもと健康 |
岡崎善治 | 准教授 | 保育者論/子どもと環境/特別支援教育/教育・保育方法論/保育・教育実践演習/教育実習 |
大瀬戸美紀 | 准教授 | 保育内容(人間関係)/子どもと人間関係 |
高橋恵美 | 講師 | 保育内容の指導法/保育内容総論/保育内容(環境)/保育内容(表現Ⅱ)/保育・教職実践演習/教育実習 |
米川純子 | 講師 | 教育・保育相談 |
佐藤恵美 | 助教 | 子どもと言葉 |
植松公威 | 兼任 | 教育心理学 |
山口刀也 | 兼任 | 教育原理/教育・保育制度論 |
佐藤哲也 | 兼任 | 教育課程論 |
佐藤深雪 | 兼任 | 保育内容(言葉)/子どもと言葉 |
大友詠里子 | 兼任 | 子どもと音楽表現 |
3.教員養成に係る授業科目
領域及び保育内容の指導法に関する科目
施行規則に定める科目区分 | 左記に対応する開設授業科目 | 単位数 | 授業形態 | ||
必修 | 選択 | ||||
領域に関する専門的事項 | 健康 | 子どもと健康 | 1 | 演習 | |
人間関係 | 子どもと人間関係 | 1 | 演習 | ||
環境 | 子どもと環境 | 1 | 演習 | ||
言葉 | 子どもと言葉 | 1 | 演習 | ||
表現 | 子どもと造形表現 | 1 | 演習 | ||
子どもと音楽表現 | 1 | 演習 | |||
領域及び保育内容の指導法に関する科目における複数の事項を合わせた内容に係る科目 | ― | ― | ― | ||
保育内容の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。) | 保育内容総論 | 1 | 演習 | ||
保育内容(健康) | 1 | 演習 | |||
保育内容(人間関係) | 1 | 演習 | |||
保育内容(環境) | 1 | 演習 | |||
保育内容(言葉) | 1 | 演習 | |||
保育内容(表現Ⅰ) | 1 | 演習 | |||
保育内容(表現Ⅱ) | 1 | 演習 | |||
保育内容の指導法 | 1 | 講義 |
教育の基礎的理解に関する科目等
科目 | 各科目に含めることが必要な事項 | 左記に対応する開設授業科目 | 単位数 | 授業形態 | |
必修 | 選択 | ||||
教育の基礎的理解に関する科目 | ・教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想 | 教育原理 | 2 | 講義 | |
・教職の意義及び教員の役割・職務内容(チーム学校運営への対応を含む。) | 保育者論 | 2 | 講義 | ||
・教育に関する社会的、制度的又は経営的事項(学校と地域との連携及び学校安全への対応を含む。) | 教育・保育制度論 | 1 | 講義 | ||
・幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程 | 教育心理学 | 1 | 講義 | ||
発達心理学 | 2 | 講義 | |||
・特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する理解 | 特別支援教育 | 1 | 講義 | ||
・教育課程の意義及び編成の方法(カリキュラム・マネジメントを含む。) | 教育課程論 | 1 | 講義 | ||
道徳、総合的な学習の時間等の内容及び生徒指導、教育相談等に関する科目 | ・教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む。) | 教育・保育方法論 | 2 | 講義 | |
・幼児理解の理論及び方法 | 子ども理解の理論と方法 | 1 | 講義 | ||
・教育相談(カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法 | 教育・保育相談 | 2 | 講義 | ||
教育実践に関する科目 | 教育実習 | 教育実習(事前事後指導を含む。) | 5 | 実習 | |
教職実践演習 | 保育・教職実践演習(幼稚園) | 2 | 講義 |
教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目
免許法施行規則に定める科目区分 | 単位数 | 左記に対応する開設授業科目 | 単位数 | 授業形態 | |
必修 | 選択 | ||||
日本国憲法 | 2 | 日本国憲法 | 2 | 講義 | |
体育 | 2 | スポーツⅠ | 1 | 実技 | |
スポーツⅡ | 1 | 講義 | |||
外国語コミュニケーション | 2 | 英語Ⅰ | 1 | 演習 | |
英語Ⅱ | 1 | 演習 | |||
情報機器の操作 | 2 | 情報処理Ⅰ | 1 | 演習 | |
情報処理Ⅱ | 1 | 演習 |
4.教員免許取得者状況
学科・専攻 | 免許種 | 令和4年度 | 令和5年度 | ||
卒業者数 | 取得者数 | 卒業者数 | 取得者数 | ||
生活文化学科 子ども生活専攻 |
幼二種 | 31 | 23 | 29 | 22 |
5.教員への就職状況
学科・専攻 | 採用の形態 | 令和4年度 | 令和5年度 |
生活文化学科 子ども生活専攻 |
正採用 | 4 | 1 |
講師 | 0 | 0 |