東北生活文化大学の家政学科・服飾文化専攻で教員をしております川又です。
本来であれば、本日のオープンキャンパスにて体験講座を行うことになっていたのですが、かないませんでした。
新型コロナウィルス感染拡大を防止するためとはいえ、楽しみにしてくださっていた皆さまにお詫び申し上げます。私もとても残念です。
今回のオープンキャンパスは、予約制で個別相談会と学内見学会が行われました。体験講座は行われませんでしたので、どんな授業を行おうと思っていたかをご紹介だけさせてくださいね。
テーマは「大学で服飾文化を学ぶということ」でした。
衣服は、大昔から現在に至るまで、人類が生活の必需品として、そして生活に潤いを与えてくれる物として、長~く用いられているものです。
様々な不可欠要素があるのはもちろん、必ずしも必要とはいえない要素なども加わり、それらが取捨選択され、衣服は現在に続いているのです。
そのようなわけで、この体験講座では衣服に関わる「要素」について考ることを目的としました。
その昔日本では、女性が貫頭衣(かんとうい)を着用していたことが「魏志倭人伝」に記されています。
この貫頭衣を小さなトルソーに着せてみるところから授業をスタートさせるつもりでした。そして、みなさんと一緒に、次のような事柄を考えたかったのです。
・貫頭衣をさらに動きやすく、快適なものとするためにはどうしたらいい?
・暖かく着るためには、どうする?
・衣服を構成する材料の絶対条件&必要条件は?
・色とデザインも大事よね?なぜ大事なの?
最も古い衣服の形である貫頭衣を自分たちの手で変化させていきながら、被服構成学・被服材料学・被服衛生学・被服整理学・服飾史・意匠学…など服飾に係る学問分野の初歩をかいつまんでお話ししたかったのです。
そして、8月のオープンキャンパス「アパレル造形基礎の基礎」に楽しく参加していただけたらなぁ…( *´艸`)、と考えていました。
そこで、皆さまに朗報です!(^^)!
8月2日(日)のオープンキャンパスでは体験講座「アパレル造形基礎の基礎」を実施することになりました!
また、本日同様、新型コロナウィルス感染拡大防止のために予約制となっております。みなさま、ふるってご参加くださいませ。本格的なパターンメーキング用のトルソー(ボディ)を使っての実習ですよ~。
予約フォームはこちらをクリック♪↓↓↓↓
https://www.mishima.ac.jp/tsb/admission/opencampus/oc_form_20200802/
次回のオープンキャンパスにて、皆さまとお会いできますことをスタッフ一同楽しみにいたしております。そのためにも、お互いに、健康と安全を大切に日々を過ごしてまいりましょう!
ありがとうございました(*’▽’)/