「地域福祉論」の授業では、フィールドワークを行っています。
令和3年11月には「子どもの村東北」に出向き、実際に施設見学をさせていただき、公立黒川病院にも勤務されている岩城利充先生よりご教授いただきました。
みなさんは全国に2か所だけの「子どもの村」がこの宮城県にあることを知っていましたか?
「子どもの村東北」は、東日本大震災で被災し、家族と暮らせない子どもたちをはじめ、社会的養護を必要とする子どもたちを家庭環境で養育する、またはその危機にある子どもたちと家族を支援することが目的で2014年に開村しました。
フィールドワークでは、学生たちが事前に「家庭養護」や「里親制度」について、もっと学びを深めたい項目を考え、探求心をもってインタビューしました。
岩城先生からは、絵本なども用いながら、「愛着形成」の大切さについてご教授していただきました。
受け身の授業とは違い、自分から学びを求めていくフィールドワークの魅力が伝わってきます。
村では、育親と1~5人の子どもたちが一軒の家「家族の家」で独立して生活をしています。
村長とセンターハウススタッフ、ファミリーアシスタントが常駐しており、臨床心理士、小児科医などの専門家が定期的に訪れ、子どもたちや育親のケアに携わります。
互いに助け合って暮らし、子どもたちは地域社会の一員となっていきます。
さぁ、保育者を目指す者として、子どもたちのために何ができるのでしょうか?
まずは、子どもに関する知識を深めていきましょう。
今回は、ちょうど空いているお部屋があったので、施設見学までさせていただきました。
子どもたちがどのように生活しているのか想像を膨らましやすく、充実した学習の時間を過ごすことが出来ました。
このコロナ禍においても、自ら学びたい意欲を持ち、深い学びに繋げられたようです。