服飾文化専攻では、5月末~服飾講座(全8回)を配信します。
専攻での教育や研究内容に関連する生活文化や服飾文化、教育分野等の様々な知識をお伝えしていきます。(毎週月曜配信)
服飾講座④「不登校の児童・生徒数」
文部科学省の不登校(年間30日以上の欠席者)の統計資料*を示します。
下は平成3〜令和元年度までの不登校の推移です。令和元年度の小・中学校における不登校児童生徒総数は181,272人( 前年度164,528人 )で平成3年度以降 最多でした。ここ5年ほど急増していることがわかります。また中学生(127,922人 )の割合の特に高いことがわかります。
また文科省は「長期欠席 =連続又は断続して30日以上欠席」の欠席理由を ①病気けがを含む ②経済的理由 ③不登校 ④その他の四つに分けて記録しています。
下が令和元年度の結果です。
30日以上欠席 のうち「病気 けがを含む 」で休んだ子よりも「不登校」で欠席した子の方が圧倒的に多いことがわかります。中学生では総数の80 % 近く、小学生では約60% を占めています。
全国の不登校の中学生数は先ほど見たとおり、127,922 人でした。ちなみに令和元年度の宮城県の中学生の総数は58,332人です(不登校児童生徒の数ではありません.お間違えなく!)。全国の不登校の中学生数は、なんと宮城県の[全中学生]の2倍以上になるのです。
全国の不登校中学生数 > 宮城県の総中学生の2倍 |
考えされられる数値ですね。
*「令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」
by宮前