子ども生活専攻2年生の選択科目「地域福祉論」でフィールドワークを行いました。
地域福祉論は社会福祉士任用資格に係る科目でもあります。
「地域」を舞台とした人と福祉サービスのつながりを学んでいきます。
そこで、12月10日にいずみワクワク食堂が主催する「親子クッキング教室」に参加してきました。
いずみワクワク食堂は、2カ月に1回、子ども食堂も開催している地域ボランティア団体です。
昨年は、子ども食堂にも多くの学生がボランティアで参加させていただきました。
今回のフィールドワークでは、地域の子育て支援事業の一環である親子クッキング教室を通して、地域の課題や地域ボランティアの運営に関することなど、運営者の方に質問する機会も得ることが出来ました。
ほんの一部をご紹介します。
質問:地域の人々への広報活動で工夫している点は?
回答:地域の小中学校に協力してもらい、子どもたちにも興味を持って もらえるチラシの工夫をしている。
質問:地域活動の課題は?
回答:子ども食堂を通して、地域活動の認知度は高まってきたが、高齢者世帯へのアプローチがまだ未開発である。
学生たちからは具体的な質問がたくさん聞かれ、運営者の方もその熱意に感動し、真摯に答えてくださいました。
さぁ、いよいよ親子クッキング教室のお手伝いです。
子ども生活専攻の学生たちも、授業で離乳食などの調理実習はするものの、地域の子どもたちにむけては初めてです。
今回の親子クッキングのねらいは「自分でも簡単においしいごはんが作れる」です。
電子レンジを使ったり、クッキングはさみを使ったり、子どもたちだけでも簡単に使える調理器具を使っていました。
「これなら、安心してお父さんやお母さんが体調を崩したりしたときにでも、自分たちで簡単にお手伝いができるね。」
あいにく、コロナ禍なので、その場で食べることはできませんでしたが、子どもたちは大事そうにタッパに自分の作ったお昼ごはんを詰めて帰りました。「今日のお昼ご飯は、私が作ったごはんだよ。」と得意げな表情が印象的でした。
フィールドワークでは、自分が体験してみて感じる学びが大きいようです。
今回の体験を今後の学びに生かしていけることでしょう。
ご協力していただきましたいずみワクワク食堂の方々、ご参加いただいた地域の方々に感謝申し上げます。