2020年4月から、短大の食物栄養学専攻の教員に着任した木下ゆりです。私の担当授業は「栄養指導論Ⅰ・Ⅱ」「栄養指導論実習」「ライフステージ栄養学実習」などです。学生・保護者の皆様、地域の皆様、どうぞよろしくお願します。

 

 

 

 

 

 

 

 

虹の丘キャンパスは、広くて木や花や動物が生き生きとしています。アウトドア好きな私は、毎日自然豊かな環境で過ごせて、とても幸せです。正門を入ったところの桜がきれいに咲いていますので、学校に来ることができない学生さんたちに届けたいなと思い、一緒に記念撮影しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は長野県で生まれで、5歳から高校卒業までは愛知県で過ごし、兵庫県の神戸女学院大学を卒業しました。大学4年生の時に阪神淡路大震災で被災し、たくさんの方々に助けていただいたので、いつか恩返しをしたいという思いもあり、2014年から東北に住んでいます。

大学卒業後は、管理栄養士として病院、HIV陽性者の方々を支援するNPO、国際協力の現場で活動する機会があり、様々な背景・年代の方々の栄養支援に携わってきました。

2007年度からは静岡と福島の短大で、臨床栄養学・栄養指導論・公衆栄養学などの授業を担当し、学生たちと栄養指導プログラムを考えて啓発活動をしたり、地域で料理教室や商品開発を展開し、実践的な教育を行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

これまでの教員生活では、保育分野をはじめ他学科の学生・先生たちと交流により、新しい広がりがありました。栄養士の学生たちは食べ物が相手なら得意だけど、本物の子どもを目の前にすると緊張するという人が結構います。以前、学科合同で保育・食育コーナーを企画した時に、保育の学生のスキルの高さに感心するのと同時に、私自身も知識・技術・経験が足りないことを痛感しました。その後、独学で保育士資格を取得し、今では保育の技術やアイディアを栄養士の授業に活かしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、カナダ人の先生との協働により、在日外国人の栄養支援を想定し、コミュニケーション能力の向上を目指した英語での調理実習「English Cooking」の授業も行ったりしてきました。

大学・短大では専門分野だけでなく、豊かな教養を学び、多様な価値観に触れ、多くの人たちと交流することで、社会のニーズや課題に臨機応変に対応できる栄養士・社会人になってほしいと思います。

管理栄養士としての国内外での経験や、研究活動で得た新しい知見を、学生たちと分かち合い、地域に貢献できればと思っています。しばらくは遠隔授業ですが、どうぞよろしくお願いします。

教員プロフィール

https://www.mishima.ac.jp/tsb/professor/yuri-kinoshita/

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生文大通信

先輩が入学を決めた理由

仙台市泉区虹の丘一丁目18番地の2
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