4月の服飾講座に引き続き、GW期間終了後の5月7日~研究室紹介を行います。

 卒業研究という言葉を聞いた事があるかもしれません。大学ならではの教育として研究活動が行われています。

 服飾文化専攻では、3年次「専門研究Ⅰ」、4年次「専門研究Ⅱ」が開講され、1~2年間かけて学生は様々な分野の研究に取り組みます。

 

研究室紹介⑦ 被服科学研究室

 被服科学研究室です。研究分野は「被服整理・染色加工・被服材料」で、研究手法は主に「実験」を用いています。

 私自身の研究テーマは環境負荷を考慮した洗浄・染色加工で、洗浄や染色に廃棄物や未利用素材を利用し負荷軽減につながる方法等を考えています。

 専門研究で学生の皆さんと行う研究テーマはバラエティに富んでいます。被服の整理・染色加工・材料が中心ですが、染色や材料実験と造形を絡めたり、市販品の性能比較といった生活の身近なものをテーマにすることもあります。

 □専門研究の研究題目 (過去4年間での例)

 1.食品加工時の残渣や廃液の植物性洗浄剤としての可能性

 2.天然染料での緑色の表現 ー本学資料室収蔵の有職裂調査の結果を受けてー

 3.捲絹形状記憶素材に関する研究 ―レピア織機での製織―

 4.ポリエステルの染色加工とテキスタイルデザイン ―加工方法の検討とドレスの制作―

 5.縫製方法と引張強度

 

 研究はやればやるほど、新たな疑問が発生したり、新たな手法を思いついたり。一つの事にじっくり向き合う研究はとても奥が深いですね。今回で服飾文化専攻の研究室紹介は最終回となります。ありがとうございました。by井上

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生文大通信

先輩が入学を決めた理由

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