服飾文化専攻では、4月中服飾講座を配信します。
専攻で学ぶことのできる生活文化や服飾文化、教育等、様々な知識をお伝えしていきます。(毎週月曜・木曜に更新予定)
服飾講座⑥「消費生活論」
~緊急事態宣言下の消費者力~
私たちは,誰もが「消費者」です。さまざまな商品やサービスを購入し,それらを利用(消費)することで暮らしています。そして「経済的に効率良く,地球環境にも配慮し,安心・安全に暮らしていくためには,合理的な意思決定を行うための智慧と行動(消費者力)」が求められています。
2020年4月16日(木)日本政府は,新型コロナウイルスの感染拡大を抑止するため,緊急事態宣言の対象地域を全都道府県に拡大しました。
そうしたなか,コンビニエンスストアやスーパー,薬局などでは,マスクや消毒用アルコールをはじめ,一部の生活用品や食料品において品切れや品薄の状態が続いています。
実際,店頭で商品の品切れや購入制限の注意書きを見てしまうと,誰もが不安に駆られてしまいます。なかには,これらの商品を購入できないことへの不満が怒りとなって現れ,店員に対して自己中心的で理不尽な要求や迷惑行為に発展し,社会問題化しています。
この感染症は,ウイルスへの感染によって身体を害するだけでなく,私たちの健全な心をも蝕み(むしばみ)深刻な消費者問題をもたらしています。
「それでは,どうすれば良いのでしょうか?」
今回の講座では,日本の消費者行政(消費者への啓発)のひとつ『新型コロナウイルス感染症の拡大に対応する際に消費者として御注意していただきたいこと』の中から「買い物するときのお願い」を紹介したいと思います。
なお,詳細については,以下の図を参照して下さい。
いま,この時間を大切にしながら,正しい情報を見極め,日々の買い物を通じて,消費者力を身につけることが何よりも大切です。
(消費生活研究室 水谷 浩)
買い物するときのお願い(消費者庁)図「買い物するときのお願い(消費者庁)」
引用: 消費者庁『新型コロナウイルス感染症の拡大に対応する際に消費者として御注意いただきたいこと』 (https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/notice_200227.html)