健康栄養学専攻4年の佐々木菜桜さんと澤村胡春さんが高橋文講師と中尾真理教授と共に行った研究が、2024年3月に行われる米国嚥下学会(Dysphagia Research Society, サンファン、プエルトリコ)で発表される研究に選ばれました。本学会には世界中から200もの演題の応募がありますが、その中から本研究が発表演題として選出されたのは特筆すべきことです。
研究の内容ですが、市販のお惣菜などから、加圧調理を経て作成した嚥下食を、日本の嚥下食の標準的基準である摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021と、国際的な嚥下食の標準的な基準であるInternational Dysphagia Diet Standardisation Initiative (IDDSI 国際嚥下食標準化構想)で定性的に評価を行い、またクリープメーターという物性測定機器で定量的に評価しました。硬さ、付着性、凝集性を比較し両基準の対応関係について検討を行いました。日本の基準と国際基準を比較するものとして、その新奇性が評価されました。